「40代女性の婚活は厳しい」「悲惨」——検索するたびに、そう書いてある。
ただ、そう書いている記事を実際に開いて読むと、公的な統計の数字はほとんど出てきません。出てくるのは「男性は若い女性を選ぶから」という一般論です。
「厳しい」が本当かどうかは、体感ではなく数字でしか確かめられません。そして数字を並べていくと、厳しさの中身は世間で言われているものとは少しずれていました。
この記事では、厚生労働省の人口動態統計・総務省の国勢調査・IBJの成婚白書という一次資料と、40代女性が実際に書いた投稿だけを使って、何が起きているのかを整理します。そのうえで、実際に結婚している人が選んでいる「土俵」まで具体的に書きます。
📖 この記事でわかること
- 「40代女性の婚活は厳しい」の根拠を、公的統計で確認できる部分とできない部分に分けて整理
- 2025年国勢調査で40〜44歳女性の未婚率は23.1%。「やばい」と言われる状態の実際の規模
- いいねは来るのに結婚に進まない、40代女性に起きている3つの詰まりの構造
- 「年収500万円の女性は結婚できない」は本当か(IBJ成婚白書の女性データで検証)
- アプリ・結婚相談所・パーティーのうち、40代女性が取るべき土俵の見分け方
- App StoreとYahoo!知恵袋で実際に確認できた40代女性の投稿(良い声と厳しい声の両方)

🔎 結論早見|40代女性の婚活の現実は、この3つの数字に出ている
40〜44歳女性
23.1%
妻の再婚割合
15.4%
お見合い数
約2.2倍
左=2025年国勢調査の40〜44歳女性の未婚率(総務省)/中=令和7年(2025年・概数)の全婚姻件数に対する妻の再婚件数の割合(厚生労働省「人口動態統計月報年計(概数)」図表4-6)/右=成婚した女性が退会した女性に比べて行っていたお見合い数の倍率(IBJ「2025年IBJ成婚白書」)。左は2026年9月29日、右は2026年10月5日、中は2026年9月26日確認
✅ 数字が示している「事実」
- 40代前半の未婚女性は5人に1人と珍しくない
- 婚姻の6組に1組近くは妻が再婚
- 結果を分けているのは条件より行動量
- 女性の成婚率は年収でほとんど変わらない
❌ 数字が示している「厳しさ」
- 女性は35歳以降で成婚率が大きく下がる
- 40代の初婚率は公的統計に載っていない
- 相手に求める年収の条件が候補を細くする
- 反応の「数」は年齢と関係なく届く
40代女性の婚活が「厳しい」と言われる理由を、まず数字で確認する

「厳しい」という言葉は、婚活の記事でいちばん多く使われている表現です。ただ、その根拠が公的なデータで確認できるものなのかどうかは、ほとんど区別されないまま流通しています。
ライ「40代女性は厳しい」ってどこもかしこも書いてるけど、あれって何を根拠に言うてるん?



それがな、上位に出てくる記事を実際に開いて読んでも、公的な数字はほぼ出てこーへんのや。だから最初に「どこまでがデータで、どこからが体感か」を分けるとこから始めるで。
理由①|相談所のデータでは、女性は35歳以降に成婚率が大きく下がる
IBJ結婚みらい研究所の「成婚白書2024」(2024年成婚退会者15,374名・2025年4月公開)は、年齢層ごとの成婚率について「男性は30代が、女性は20代〜30代前半までが最も高く、40代以降になると男女ともに成婚率は顕著に低下します」と明記しています。女性については「30代前半までは比較的高い水準を維持していますが、35歳以降では成婚率が大きく下がる傾向が見られます」とも書かれています。
これは主観ではなく、成婚退会した人と成婚せずに退会した人を比べた実データにもとづく記述です。40代が不利であること自体は、事実として受け止めたほうが判断を間違えません。
理由②|そもそも「40代女性の初婚率」は国の統計に載っていない
厚生労働省が毎年公表している人口動態統計の概況には、年齢5歳階級別に妻の初婚率を示した図表(令和7年版では図表4-3)があります。ところがこの表に掲載されているのは20〜24歳から35〜39歳までの4区分だけで、40代の数値は掲載されていません。
つまり、いちばん引用しやすい国の資料に、40代女性が結婚する確率を示す欄がそもそもありません。「40代女性は厳しい」と言われるとき、その根拠になる公的な数字を出せる人はほとんどいないということです。
| 年齢階級 | 1995年 | 2005年 | 2015年 | 2024年 | 2025年 |
|---|---|---|---|---|---|
| 20〜24歳 | 48.89 | 34.12 | 26.12 | 15.07 | 14.84 |
| 25〜29歳 | 70.64 | 60.06 | 58.09 | 39.43 | 39.67 |
| 30〜34歳 | 18.45 | 24.41 | 28.83 | 20.14 | 20.08 |
| 35〜39歳 | 3.84 | 7.24 | 11.44 | 7.91 | 7.72 |
| 40歳以上 | 掲載なし | 掲載なし | 掲載なし | 掲載なし | 掲載なし |
出典・確認日:厚生労働省「令和7年(2025) 人口動態統計月報年計(概数)の概況」図表4-3 年齢(5歳階級)別にみた妻の初婚率(女性人口千対)の年次推移(2026年6月3日公表)。単位は女性人口千対。2026年10月5日に原資料PDFを取得して確認。40歳以上の区分は同図表にありません。
理由③|よく引用される公的調査は、そもそも34歳までしか調べていない
婚活の記事でよく引用される「結婚意思」「独身でいる理由」「結婚の利点」といった数値の多くは、国立社会保障・人口問題研究所の出生動向基本調査から来ています。ただしこの調査の独身者調査は、主な集計対象が18〜34歳の未婚者です。第17回(2025年)では35〜49歳の独身者も別章で集計されていますが、よく引用される数値の多くは18〜34歳のものです。
つまり、40代女性の事情を代弁しているように見える統計の多くは、実は40代を調べていません。40代について語るなら、年齢の上限がない国勢調査・人口動態統計と、相談所の実データに絞って読む必要があります。
「やばい」「悲惨」は本当か|未婚率と婚姻件数で答える


検索候補に「やばい」「悲惨」といった言葉が並ぶと、自分だけが特殊な状況にいるように感じます。ここは感情ではなく、規模の数字で答えるのがいちばん早いところです。
40代前半の女性は、4〜5人に1人が未婚という規模
2025年の国勢調査では、40〜44歳女性の未婚率は23.1%、45〜49歳女性は20.4%でした。1980年の同じ年齢階級はそれぞれ4.4%・4.5%だったので、45年で約5倍に増えています。
23.1%は、40代前半の女性のおよそ4〜5人に1人が未婚という規模です。同窓会で「独身なのは自分だけ」に感じても、統計上はまったく珍しい立場ではありません。
| 年齢階級 | 女性 1980年 | 女性 2025年 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| 30〜34歳 | 9.1% | 41.9% | 約4.6倍 |
| 35〜39歳 | 5.5% | 29.7% | 約5.4倍 |
| 40〜44歳 | 4.4% | 23.1% | 約5.3倍 |
| 45〜49歳 | 4.5% | 20.4% | 約4.5倍 |
| 50〜54歳 | 4.4% | 18.7% | 約4.3倍 |
出典・確認日:1980年は総務省統計局「国勢調査」年齢5歳階級別未婚率(2026年9月8日確認)、2025年は総務省統計局「令和7年国勢調査 人口等基本集計」(2026年9月29日公表)表Ⅲ-2・不詳補完値(2026年9月29日確認)。倍率は2025年の値を1980年の値で割って小数第2位を四捨五入したものです。なお5歳階級の並びは同一時点の別々の年齢集団の値であり、ここから「40代で何人が結婚したか」は読み取れません。
婚姻の6組に1組近くは、妻が再婚している
令和7年(2025年)の婚姻件数は概数で48万9119組で、前年(令和6年・確定数)の48万5092組から4027組増えました。このうち全婚姻件数に対する再婚件数の割合は、夫17.5%・妻15.4%です。
妻の15.4%は、婚姻のおよそ6.5組に1組で妻が再婚だという意味です。再婚を前提にした場は、少数派向けのニッチではなく相応の規模があります。
いいねは来るのに結婚まで進まない|40代女性に起きている3つの詰まり


40代女性の相談でいちばん多いのは「反応がない」ではなく「反応はあるのに前に進まない」です。これは母数の問題ではないため、対処の方向も変わります。
詰まり①|いいねの数と、会いたい相手の数はまったく比例しない
App Storeに投稿されたマリッシュのレビューには、40代女性を名乗る人から「2ヶ月で1000以上のイイネが来ましたが、こちらのプロフィールを読まない方ばかり」という趣旨の投稿があります。同じ投稿には、タバコNGと書いても喫煙者から、年が近い方と書いても20歳以上年上から反応が来るという指摘も添えられていました。
これは「反応が来ない」という悩みとは正反対の状態です。数を集める工夫をするほど条件外の相手が増えるため、最初から絞り込んで探すほうが早く進みます。
詰まり②|年齢が離れた相手からの反応で、受信箱が埋まる
同じApp Storeのレビューには、30代女性から「50代、60代の方々からいいねがきても返せないので、始めから非表示に設定できたらな」という投稿もありました。ユーブライドのレビューにも「今のところ50代のおじさんしかいいねがこない」という投稿があります。
受信箱が年齢の離れた相手で埋まると、同世代を探す作業そのものが止まります。対策は単純で、自分で検索条件を決めて申し込む側に回ることです。
詰まり③|「申し受け」が多い人ほど、受け身に固定されやすい
IBJの成婚白書2024(2024年成婚退会者15,374名・2025年4月公開)は、女性について「申受数が申込数を大きく上回っており、受け身になりがちな傾向がありますが、自ら申し込むことで他の女性に比べ一歩リードし、より多くの出会いのチャンスをつかめる可能性が高まる」と書いています。
申し込まれる件数が多いこと自体は悪くありません。ただ「来た人の中から選ぶ」形が固定されると、本当に会いたい層には届きません。反応が多い人ほどはまりやすい構造です。
この3つの詰まりは、アプリという場に固有のものと、婚活全体に共通するものが混ざっています。アプリの中で何が起きているかは、40代の男女両方の視点で整理した記事にまとめています。


「年収500万円の女性は結婚できない」は本当か|成婚データで検証する


収入のある40代女性ほど「高嶺の花に見られる」「男性が引く」と言われがちです。ここも一般論ではなく、成婚した人と成婚しなかった人を比べた実データで確認します。



年収があると女性は不利って、ほんまなん?



データで見ると、女性の成婚率は年収でほとんど変わらへんかった。効いてたのは別のとこやったんや。
女性の成婚率は、年収帯でほとんど変わらない
IBJの成婚白書2024(2024年成婚退会者15,374名・2025年4月公開)は、女性について「年収に応じた成婚率の差はほとんどみられません」と明記しています。一方で年代別に見ると、20代は最も高い成婚率が70%・最も低くても45%、30代前半は最も高い成婚率が59%・最も低い成婚率が36%で、年齢が上がるにつれて成婚率が下がる傾向があるとしています。
同白書は「女性の成婚率に影響を与える要因としては、年収よりも年齢の方が大きい」と結論づけています。「年収500万円だから結婚できない」という説明は、相談所の実データからは支持されていません。
効いていたのは「年収を公開しているかどうか」だった
同じ白書には、女性の年収公開状況別の成婚率も載っています。年収を公開している女性は、非公開の女性に比べて約2倍成婚しやすいという結果でした。お見合いの申受数とお見合い数も約2倍、自分から申し込む申込数は3倍多くなっています。
白書はこの差を、年収の水準ではなく情報をオープンにすることが信頼性や安心感につながるためだと説明しています。収入を隠すほど有利という直感とは逆の結果です。
本当のボトルネックは、自分の年収ではなく「相手に求める年収」
IBJが会員1,625人に対して行った調査(2025年3月17〜24日)では、結婚相手に求める条件として「年収」を挙げた割合は、都市部の女性で82.6%、地方の女性でも74.1%でした。同じ項目を挙げた男性は20%未満です。
自分の年収は成婚率をほとんど動かさないのに、相手に求める年収は8割前後の女性が条件にしている。ここが母集団を最も細くしている場所です。条件を捨てろという話ではなく、どの条件が候補数を削っているかを一度数えてみる価値があります。
出典・確認日:IBJ結婚みらい研究所「成婚白書2024」(株式会社IBJ公開PDF)内のアンケート。対象=IBJ結婚相談所ネットワークで活動する男女1,625人、調査期間2025年3月17日〜3月24日。複数回答のため合計は100%を超えます。2026年9月8日に原資料PDFを取得して確認。
子どもを望む場合に、40代女性が先に決めておくこと


40代女性の婚活で最も扱いが難しいのがこのテーマです。ここでは医学的な数値には踏み込まず、婚活の設計として決めておくべきことだけを書きます。
医学的な見通しは、記事ではなく医療機関で確認する
妊娠のしやすさと年齢の関係は、体質や既往歴によって前提が大きく変わります。婚活記事の一般的な数字を自分に当てはめて判断するのは、方向を誤りやすいところです。
子どもを望むかどうかが条件に関わる場合は、進め方を決める前に医療機関で相談してください。この記事では医学的な数値は扱いません。
「子どもを望むか」を先に決めると、相手の母集団が変わる
婚活の場では、子どもを希望するかどうかがプロフィールの項目として用意されていることが多く、相手はそこを見て申し込むかどうかを判断します。ここが決まっていないまま活動すると、交際が進んでから前提が食い違って終わる、という形の消耗が起きます。
希望する・しない・相手に合わせる、のどれであっても、先に決めて明記しておくほうが結果的に早くなります。相手を減らす作業に見えて、実際には合わない相手に使う時間を減らす作業です。


40代女性が取るべき土俵|アプリ・結婚相談所・パーティーの向き不向き


40代女性の婚活で結果を分けているのは、努力の量よりも「どの場で戦っているか」です。手段ごとに、何が有利で何が不利かを整理します。
| 項目 | マッチングアプリ | 結婚相談所 | 婚活パーティー |
|---|---|---|---|
| 母数 | 最も大きい | 小さい | 1回あたりは最小 |
| 相手の中心年齢 | 20〜30代が中心のものが多い | 女性会員は20〜30代が65.9% | 年代を区切った回が多い |
| 結婚意思の確認 | プロフィール頼み | 入会時に書類提出 | その場では確認しにくい |
| 反応の来方 | 数は来るが条件外が多い | 申込・申受の件数で見える | その場で完結 |
| 費用感 | 月額制(女性無料の場も) | 初期費用+月会費+成婚料 | 1回ごとの参加費 |
| 40代女性の立ち位置 | 年齢で検索から外れやすい | 女性の中では少数派 | 同年代の回を選べば有利 |
| 向いている人 | 自分で設計して動ける人 | 期限を決めて進めたい人 | 会って話してから判断したい人 |
出典・確認日:女性会員の年代構成=パートナーエージェント公式サイトの会員データ(2024年9月1日時点の公表値)。その他の項目は各手段の一般的な仕組みを整理したもので、金額・会員構成は事業者ごとに異なります。2026年9月8日に確認。最新の条件は各社の公式サイトでご確認ください。
アプリ|母数は最大だが、40代は検索条件で切られやすい
多くのアプリでは、相手が年齢の上限を絞って検索します。上限を40歳未満に設定している人の検索結果には、41歳以上のプロフィールは1件も表示されません。これは自己紹介文を書き直しても解決しない、仕組みの側の問題です。
アプリを使うなら、中心年齢が40代寄りの場を選ぶことが最優先です。App Storeでも、40代を名乗る女性の良い報告は年齢層が高めのアプリに集中していました。
結婚相談所|母数は小さいが、条件が先に開示される
相談所の最大の違いは、独身証明書や収入証明といった書類の提出が入会の条件になっていることです。プロフィールに書かれた内容が書類で裏づけられているため、既婚者に時間を使ってしまう事故が起きにくくなります。
女性会員の65.9%が20〜30代という構成は、同年代の女性会員が少ないぶん、40代の男性会員から見れば候補が絞られているとも読めます。期限を決めて動くなら、この場のほうが時間あたりの進みは速くなります。
婚活パーティー|年代を区切った回なら、40代の不利がほぼ消える
パーティーの1回あたりの母数は3つの中で最も小さいものの、「40代限定」「再婚希望者向け」といった形で年代や条件を区切った回が多く用意されています。年齢で検索から外されるという問題が構造的に発生しません。
一方で、その場で相手の結婚意思や独身であることを確認する手段はほとんどありません。相性を確かめる場として使い、確認は別の仕組みに任せるのが現実的です。


40代で結婚した人に共通していた行動|成婚白書が示した差


成婚白書の価値は、成婚した人と成婚せずに退会した人を同じ条件で比べているところにあります。ここから読み取れるのは、条件ではなく行動の差でした。
📊 成婚した女性と、成婚せずに退会した女性の差
お見合い数
約2.2倍
申込数
約2.0倍
在籍日数
約2.6ヶ月短い
IBJ結婚みらい研究所「2025年IBJ成婚白書」(2025年1〜12月に成婚した会員19,112名)。お見合い数・申込数は女性の成婚者と退会者の中央値(11回対5回・26件対13件)、在籍日数は男女計の中央値(成婚した人246日・成婚しなかった人325日)。2026年10月5日に公式ページで確認。
共通点①|自分から申し込んだ件数が多い
2025年版の成婚白書では、成婚した女性は、成婚せずに退会した女性に比べてお見合い数が約2.2倍(11回対5回)、自分から申し込む申込数も約2.0倍(26件対13件)多いという結果でした。2024年版(2024年成婚退会者15,374名・2025年4月公開)では男性もお見合い数4倍・申込数プラス21件で、差の方向は男女で同じです。
この差は年齢や年収では説明できません。40代で条件が不利だと感じるなら、動かせるのはここです。
共通点②|期間を決めて動いている
成婚白書の2025年版によると、2025年の初婚の成婚者の代表値は女性33歳・男性35歳で、在籍日数の中央値は女性230日(約7.6ヶ月)・男性276日(約9.2ヶ月)、交際日数は約4ヶ月(124〜125日)でした。2024年版の白書は、この約4ヶ月という交際期間を、出生動向基本調査(第16回・2021年)でみる一般的な平均交際期間4.3年の12分の1にあたる期間だと説明しています(2026年9月公表の第17回では4.47年)。
2025年版では、成婚者は男女とも11回のお見合いを経て約4ヶ月の交際で決断しています。長く続けた人ではなく、決めた人が成婚しているというのがデータの形です。
共通点③|年齢差の現実を、条件から外していない
成婚白書の2025年版が示した年代別の平均年齢差(夫−妻)は、30代2.67歳・40代2.96歳でした。つまり成婚している女性の多くは、少し年上の相手と結婚しています。10歳以上の年の差で成婚したカップルは、全体の4.6%にとどまります。
年下男性だけを条件にすると、この分布の外側を狙うことになります。年上を候補から外していないかどうかは、条件を見直すときに最初に確認したい場所です。
共通点④|住んでいる場所で、年齢の効き方が違うことを知っている
成婚白書2024(2024年成婚退会者15,374名・2025年4月公開)は、都市と地方で女性の成婚率の傾向が違うと指摘しています。都市では年齢が若いほど成婚率が高い傾向が明確に出る一方、地方では30代前半の成婚率が最も高く、その水準は都市の20代女性と同じ37%でした。地方では年齢による差が小さいという分析です。
ただし白書は、40代になると地方でも成婚率が大きく低下し、地方の30代後半と40代前半では8.1ポイントの差が出たとも書いています。地方だから年齢が関係ないのではなく、40代からは地域を問わず効いてきます。
40代女性の実際の声|App Storeと知恵袋で確認できた投稿


ここに載せているのは、2026年9月8日に実際に確認できた投稿だけです。良い声と厳しい声の両方を、要点のまま並べます。
App Store|40代女性を名乗る投稿は、良い報告も厳しい報告も両方ある
Apple公式のレビュー配信から、婚活・再婚向けの主要アプリのレビューを取得し、投稿者が40代女性であることが本文からわかるものだけを抜き出しました。評価点と件数は、マリッシュが3.68(50,455件)、ユーブライドが3.48(1,666件)、アンジュが3.44(2,341件)です。
特徴的なのは、良い報告と厳しい報告が真っ二つに分かれていることです。同じアプリでも、同世代を狙って自分から動いた人の報告と、届いた反応の質を嘆く報告が並んでいます。
💬 40代女性の声(App Store・2026年9月8日にApple公式のレビュー配信で確認)
★★★★★ マリッシュ・良い声
40代後半の女性が、3種類ほどのアプリを使ったなかで一番治安が良いと感じたという投稿。始めて1ヶ月ほどで同年代の人と出会えたと書かれています。
★★★★★ マリッシュ・良い声
40歳でバツイチ子持ちとして初めて登録したが、少し抵抗はあったもののわかりやすかったという投稿。別の投稿には「40代でもたくさんお声がけいただいた」というものもあります。
★★★★☆ アンジュ・良い声
40代後半の投稿者が、そのアプリで知り合った相手と長く一緒に暮らすことになったという短い報告。年齢層が高めの場を選んだという文脈で書かれています。
★☆☆☆☆ マリッシュ・厳しい声
40代女性が再婚目的で登録し、2ヶ月で1000以上のいいねが来たものの、プロフィールを読まない相手ばかりだったという投稿。タバコNGと書いても喫煙者、年が近い方と書いても20歳以上年上から反応が来たとしています。
★☆☆☆☆ アンジュ・厳しい声
40代女性が、日本名を使いながら海外育ちという設定で近づいてくる相手に何度も当たったという投稿。詐欺の可能性を疑ってしまう対応だったと書かれています。
Yahoo!知恵袋|「疲れた」と「それでもできた」が同じ場所に並ぶ
Yahoo!知恵袋で40代女性の婚活に関する質問を4件読みました。質問側は「疲れた」「なぜ難しいのか」が多く、回答側は原因の見立てが大きく割れています。
回答のなかには、実際に40代で成婚した女性からの具体的な助言もありました。批判と実体験が同じページに同居しているのが、この場の特徴です。
💬 Yahoo!知恵袋で確認できた投稿(4件・2026年9月8日確認)
質問・40代女性
婚活に疲れたという相談。話が弾む相手が見つからず、やっと見つかった相手も自分から連絡しないと動かず、キープ扱いされているように感じるという内容です。
回答・ベストアンサー
脈のない相手に時間をかけすぎているという指摘。こちらから連絡しないと返信が来ない、反応が薄いといった兆候を早く見極めて切り替えるべきだという助言です。
回答・40歳女性の婚活が難しい理由を問う質問への回答
落ち着いているからこそ自分から動けず、待ちの婚活になっているという指摘。「40代で突然難しくなったのではなく、以前から待ちの姿勢だったのでは」という趣旨の回答も並んでいます。
回答・40代で成婚した女性から
地方在住で相談所を検討している40代女性への回答。「結婚を機に転居可能」とプロフィールに明記すれば住んでいる場所は関係なくなること、受け身にならず自分から気になる人に申し込むこと、「自分に価値がない」という思い込みを外すことを挙げています。
出典・確認日:App Storeのレビューは、Apple公式のカスタマーレビュー配信から2026年9月8日に取得した最新分のうち、本文中で年代が明示されているものだけを抜き出して要約しています。評価点と件数も同日時点。Yahoo!知恵袋は同日に公開されている質問4件とその回答を読んで要約しました。いずれも原文の直接引用ではなく、投稿者の属性は本文に書かれていた範囲のみを記載しています。
運営者から|男性として相談所で活動した側から見えたこと


この記事を書いている運営者は30代の男性で、結婚相談所を通じて成婚しました。女性側の体験は持っていないので、ここでは自分の側で実際に起きたことだけを書きます。
✍️ 相談所で活動していた側の、正直なところ
お見合いの流れはシンプルで、プロフィールからOKをもらったらカフェで1時間ほど話し、お互いOKなら交際、NGならその場で終了です。出会えたかと聞かれれば出会えましたが、正直なところ断られることのほうが多く、そもそもお見合いまでたどり着かないことも多くありました。
年収は400万円で、男性会員のなかでは低いほうでした。それでも成婚できたのは、条件で勝ったからではなく、断られても次の申し込みを止めなかったからだと思っています。
だから、この記事で40代女性に伝えたいのは「年齢を挽回する方法」ではありません。断られる回数は男女どちらの側にも普通に積み上がるもので、それを個人の価値の話に変換しないほうがいい、ということです。


よくある質問


40代女性の婚活は、実際のところ何が一番のハードルですか?
データで確認できる範囲では、年齢そのものです。IBJの成婚白書2024(2024年成婚退会者15,374名)は、女性は35歳以降で成婚率が大きく下がり、40代以降は男女ともに顕著に低下すると明記しています。一方で、同じ白書は女性の成婚率が年収帯でほとんど変わらないことも示しています。
つまり収入や職業よりも年齢が効いています。年齢は変えられないので、動かせるのは「どの場で戦うか」と「自分から申し込む件数」の2つです。
「40代女性はやばい」と書かれているのを見ると落ち込みます。実際はどれくらい珍しい状況ですか?
珍しくありません。2025年の国勢調査では、40〜44歳女性の未婚率は23.1%、45〜49歳女性は20.4%でした。40代前半なら、およそ4〜5人に1人が未婚という規模です。
1980年の同じ年齢階級は4%台だったので、45年でおよそ5倍に増えています。同年代の中で例外的な立場ではありません。
年収500万円あると、女性は結婚しにくくなりますか?
IBJの成婚白書2024(2024年成婚退会者15,374名)は、女性については「年収に応じた成婚率の差はほとんどみられません」と明記しています。むしろ差が出ていたのは、年収を公開しているかどうかでした。公開している女性は非公開の女性に比べて約2倍成婚しやすいという結果です。
実際に候補を減らしているのは、自分の年収ではなく相手に求める年収の条件のほうです。同白書のアンケートでは、相手の年収を重視すると答えた女性は都市部で82.6%、地方でも74.1%でした。
40代女性は、マッチングアプリと結婚相談所のどちらを選ぶべきですか?
期限を決めているかどうかで分かれます。1年以内に結婚したい、進め方を自分では組み立てにくいという場合は、独身証明などの書類提出が入会条件になっている結婚相談所のほうが時間あたりの進みは速くなります。
半年から1年かけてよく、自分で写真とプロフィールを整えて動けるなら、まず年齢層が40代寄りのアプリを無料の範囲で試し、自分の条件で何人ヒットするかを確かめてから決めるのが無駄がありません。
40代女性が年下の男性を希望するのは無理がありますか?
不可能ではありませんが、成婚データの分布からは外れます。IBJの成婚白書の2025年版が示した年代別の平均年齢差(夫−妻)は30代2.67歳・40代2.96歳で、少し年上の相手と結婚しているのが実際の形です。
一方で、10歳以上の年の差で成婚したカップルは全体の4.6%にとどまります。年上の候補を条件から外していないかどうかは、条件を見直すときに最初に確認したい場所です。
まとめ|40代女性の現実は「厳しい」より「土俵と行動量」で決まっている





結局、40代女性の婚活の現実ってどう受け止めたらええん?



「厳しい」は事実やけど「悲惨」は言い過ぎや。数字で確認できたんは、年齢が効いてるってことと、それでも差を作ってたんは行動量やったってこと。この2つだけ持って帰ってくれたらええで。
✅ まとめ:40代女性の婚活の現実
- 2025年国勢調査で40〜44歳女性の未婚率は23.1%。4〜5人に1人で、例外的な立場ではない
- 厚労省の統計に40代女性の初婚率の欄はなく、相談所の実データでは女性は35歳以降に成婚率が大きく下がる
- 女性の成婚率は年収帯でほとんど変わらない。むしろ年収を公開している人が約2倍成婚しやすい
- 候補を最も細くしているのは、自分の年収ではなく相手に求める年収(都市の女性で82.6%が重視)
- 成婚した女性は、退会した女性よりお見合い数が約2.2倍・申込数が約2倍多い(2025年版)
- 成婚カップルの平均年齢差は30代2.67歳・40代2.96歳。年上を条件から外さない
- 令和7年(概数)の婚姻の15.4%は妻が再婚。再婚を前提にできる場は相応の規模がある
📚 参考・出典(特記以外は2026年9月8日確認)
- 厚生労働省「令和7年(2025) 人口動態統計月報年計(概数)の概況」4 婚姻・図表4-3(妻の初婚率/2026年10月5日確認)
- 厚生労働省「令和7年(2025) 人口動態統計月報年計(概数)の概況」4 婚姻・図表4-6(婚姻件数・再婚件数の割合/2026年9月26日確認)
- 総務省統計局「国勢調査」年齢5歳階級別未婚率(1980年)
- 総務省統計局「令和7年国勢調査 人口等基本集計」(2026年9月29日公表)表Ⅲ-2・不詳補完値(2026年9月29日確認)
- IBJ結婚みらい研究所「成婚白書2024」(株式会社IBJ公開PDF・図2_1/2_3/2_9/2_13/2_15/3_8/4_2ほか本文記述)
- IBJ結婚みらい研究所「2025年IBJ成婚白書」(2025年1〜12月に成婚した会員19,112名・2026年4月9日から公開/成婚者像・成婚した女性の行動量・年代別の平均年齢差・2026年10月5日確認)
- 国立社会保障・人口問題研究所「第17回出生動向基本調査 結果の概要」(2026年9月11日公表・独身者調査の主な集計対象は18〜34歳/平均交際期間は図表5-1・2026年10月5日確認)
- パートナーエージェント公式サイト 会員データ(2024年9月1日時点)
- Apple公式のカスタマーレビュー配信(マリッシュ/ユーブライド/アンジュの評価点・件数・レビュー本文)
- Yahoo!知恵袋の公開質問4件およびその回答








