「結婚の平均年齢」を調べて、少し落ち込んでいませんか。
平均を過ぎているだけで「もう出遅れた」と感じてしまう人はとても多いです。でも平均という数字は、順位でも締め切りでもありません。
実際、厚生労働省のデータをよく見ると「平均年齢」と「いちばん多い年齢」はまったく別の場所にあります。この差を知らないまま平均だけを見ると、現実を実際より厳しく誤解することになります。
この記事では、最新の平均初婚年齢・男女差・都道府県別・30年の推移・年齢分布・理想と現実のズレまで、公的な一次資料の数字だけで整理しました。運営者自身が平均より2歳ほど遅くスタートした話も、最後に正直に書いています。
📖 この記事でわかること
- 最新(2024年)の平均初婚年齢が男女それぞれ何歳か
- 夫と妻の年齢差が統計上どれくらいあるのか
- 都道府県別の平均初婚年齢47件すべてと、最も高い・低い地域
- 1995年から2024年までの30年間で何歳上がったのか
- 「平均年齢」と「実際にいちばん多い結婚年齢」がずれている理由
- 未婚者が結婚時期をどう考えているか(年齢重視か、相手重視か)
- 「結婚適齢期」という言葉を統計と法律の面からどう扱うか
- 結婚のうち再婚が占める割合と、出会い方による初婚年齢の違い
- 平均より遅くスタートした人が最初に確認したほうがいいこと
夫の平均初婚年齢
31.1歳
2024年・前年と同年齢
妻の平均初婚年齢
29.8歳
2024年・前年29.7歳から上昇
初婚の妻で最も多い年齢
26歳
図10のピーク年齢
📌 30秒で分かる結論

結婚の平均年齢は夫31.1歳・妻29.8歳(2024年の最新データ)

まずは最新の数字を確認します。ここで使うのは厚生労働省の人口動態統計で、婚姻届をもとに集計された全数データです。
ライ平均初婚年齢って、そもそも何を数えた数字なん?



その年に結婚生活に入った人のうち、初婚やった人の年齢の平均やねん。再婚の人は入ってへんのがポイントやで。
令和6年(2024年)の平均初婚年齢は夫31.1歳・妻29.8歳
厚生労働省の令和6年(2024年)人口動態統計によると、平均初婚年齢は夫が31.1歳、妻が29.8歳です。夫は前年と同じ年齢、妻は前年の29.7歳から0.1歳上がりました。
この数値は「各届出年に結婚生活に入ったもの」を対象に集計されています。つまり2024年に新しく夫婦になった人たちの年齢であって、いま結婚している人全体の平均ではありません。
この数字が載っているのは「概数」の資料
平均初婚年齢は、毎年前半に公表される月報年計(概数)の概況に掲載されます。令和7年(2025年)9月16日に公表された令和6年の確定数の概況には、平均初婚年齢の表そのものが含まれていません。
そのため本記事の平均初婚年齢・都道府県別・年齢別初婚率はすべて概数の表を出典としています。確定数が出ている項目については、後述のとおり数値がごくわずかに異なります。
婚姻件数は48万5092組(確定数)
令和6年の婚姻件数は、確定数で48万5092組、婚姻率(人口千対)は4.0でした。前年の47万4741組より1万351組増えています。
概数の段階では48万5063組と発表されており、確定数との差は29組です。件数の水準を語るうえでは実質的に同じですが、記事や資料で数字が微妙に違う場合はこの段階差が原因のことが多いです。
年に1回しか動かない数字
平均初婚年齢は年次統計で、更新は年1回です。概数の公表時に数字が入れ替わり、そこから1年間は同じ値が「最新」であり続けます。
数年前の値をそのまま「最新」として載せている記事も少なくないため、何年の統計かは必ず確認してください。
📚 参考資料
厚生労働省「令和6年(2024)人口動態統計(確定数)の概況」(令和7年9月16日公表)結果の概要5・6/同「月報年計(概数)の概況」表1。平均初婚年齢は確定数の概況には掲載がないため、本記事では概数の表10-1・表10-2を使用。確認日2026年9月5日
男女別に見た結婚の平均年齢と、夫妻の年齢差


「結婚平均年齢 女性」「結婚平均年齢 男性」で調べる人が多いテーマです。男女の差と、その差がどう変わってきたかを見ていきます。
| 年次 | 夫 | 妻 | 夫妻の差 |
|---|---|---|---|
| 平成7年(1995) | 28.5歳 | 26.3歳 | 2.2歳 |
| 平成17年(2005) | 29.8歳 | 28.0歳 | 1.8歳 |
| 平成27年(2015) | 31.1歳 | 29.4歳 | 1.7歳 |
| 令和3年(2021) | 31.0歳 | 29.5歳 | 1.5歳 |
| 令和4年(2022) | 31.1歳 | 29.7歳 | 1.4歳 |
| 令和5年(2023) | 31.1歳 | 29.7歳 | 1.4歳 |
| 令和6年(2024) | 31.1歳 | 29.8歳 | 1.3歳 |
男性の平均は31.1歳で10年間ほぼ動いていない
男性(夫)の平均初婚年齢は、2015年の時点ですでに31.1歳でした。2021年に31.0歳へわずかに下がった年はありますが、2022年以降は31.1歳が続いています。
男性については「晩婚化が今まさに進行中」というより、31歳前後で頭打ちになっている状態が10年ほど続いていると読むほうが実態に近いです。
女性の平均は29.8歳で、まだ少しずつ上がっている
女性(妻)は2015年の29.4歳から、2021年29.5歳、2022年・2023年29.7歳、2024年29.8歳と、小刻みに上昇を続けています。
30歳という区切りにはまだ届いていませんが、この10年の動き方を見るかぎり、男性より女性のほうが変化のスピードが速い状態です。
夫妻の年齢差は2.2歳から1.3歳まで縮まった
1995年の夫妻の差は2.2歳でしたが、2024年には1.3歳まで縮んでいます。女性の平均が男性より速く上がってきたためです。
「男性が年上」という組み合わせが標準だった時代の感覚は、統計上はかなり薄まっています。年齢差を条件に入れて婚活している人ほど、この変化は知っておいて損がありません。
男女差の数字を「勝ち負け」で読まない
平均年齢の男女差は、結婚のしやすさや価値を表す指標ではありません。届け出られた年齢の集計結果にすぎず、性別や世代を評価する材料にはなりません。
数字は自分の現在地を落ち着いて確認するために使うものだ、という前提でこの先も読み進めてください。
📚 参考資料
厚生労働省「令和6年(2024)人口動態統計月報年計(概数)の概況」4 婚姻・表10-1 夫妻の平均初婚年齢の年次推移。確認日2026年9月5日
都道府県別の平均初婚年齢(2024年・47都道府県すべて)


平均初婚年齢は地域によって2歳前後の幅があります。全国値だけを見て焦る前に、自分が暮らす地域の数字を確認してみてください。
最も高い(夫妻とも)
東京都
夫32.2歳・妻30.7歳
夫が最も低い
30.1歳
山口県・佐賀県
妻が最も低い
28.9歳
福井県・香川県
| 都道府県 | 夫 | 妻 |
|---|---|---|
| 全国 | 31.1歳 | 29.8歳 |
| 北海道 | 30.7歳 | 29.6歳 |
| 青森 | 30.5歳 | 29.3歳 |
| 岩手 | 30.9歳 | 29.4歳 |
| 宮城 | 30.9歳 | 29.6歳 |
| 秋田 | 30.9歳 | 29.3歳 |
| 山形 | 30.7歳 | 29.2歳 |
| 福島 | 30.7歳 | 29.4歳 |
| 茨城 | 31.3歳 | 29.8歳 |
| 栃木 | 31.4歳 | 29.8歳 |
| 群馬 | 31.3歳 | 29.7歳 |
| 埼玉 | 31.7歳 | 30.0歳 |
| 千葉 | 31.6歳 | 30.0歳 |
| 東京 | 32.2歳 | 30.7歳 |
| 神奈川 | 31.7歳 | 30.3歳 |
| 新潟 | 31.0歳 | 29.6歳 |
| 富山 | 30.7歳 | 29.3歳 |
| 石川 | 30.4歳 | 29.2歳 |
| 福井 | 30.4歳 | 28.9歳 |
| 山梨 | 31.1歳 | 29.6歳 |
| 長野 | 31.1歳 | 29.5歳 |
| 岐阜 | 30.9歳 | 29.2歳 |
| 静岡 | 31.1歳 | 29.6歳 |
| 愛知 | 30.9歳 | 29.2歳 |
| 三重 | 30.6歳 | 29.2歳 |
| 滋賀 | 30.4歳 | 29.1歳 |
| 京都 | 31.2歳 | 30.0歳 |
| 大阪 | 30.9歳 | 29.7歳 |
| 兵庫 | 30.8歳 | 29.7歳 |
| 奈良 | 30.9歳 | 29.7歳 |
| 和歌山 | 30.3歳 | 29.2歳 |
| 鳥取 | 30.2歳 | 29.0歳 |
| 島根 | 30.5歳 | 29.3歳 |
| 岡山 | 30.2歳 | 29.1歳 |
| 広島 | 30.2歳 | 29.1歳 |
| 山口 | 30.1歳 | 29.1歳 |
| 徳島 | 30.6歳 | 29.4歳 |
| 香川 | 30.2歳 | 28.9歳 |
| 愛媛 | 30.2歳 | 29.0歳 |
| 高知 | 30.6歳 | 29.5歳 |
| 福岡 | 30.7歳 | 29.6歳 |
| 佐賀 | 30.1歳 | 29.1歳 |
| 長崎 | 30.3歳 | 29.4歳 |
| 熊本 | 30.4歳 | 29.5歳 |
| 大分 | 30.6歳 | 29.5歳 |
| 宮崎 | 30.3歳 | 29.1歳 |
| 鹿児島 | 30.4歳 | 29.6歳 |
| 沖縄 | 30.2歳 | 29.4歳 |
最も高いのは夫妻とも東京都
東京都は夫32.2歳、妻30.7歳で、どちらも全国で最も高い数値です。全国値の夫31.1歳・妻29.8歳と比べると、夫で1.1歳、妻で0.9歳の差があります。
神奈川(夫31.7歳・妻30.3歳)、埼玉(31.7歳・30.0歳)、千葉(31.6歳・30.0歳)と、首都圏がそのまま上位に並ぶ形です。
最も低いのは夫が山口・佐賀、妻が福井・香川
夫の最低は山口県と佐賀県の30.1歳、妻の最低は福井県と香川県の28.9歳です。中国・四国・九州と北陸の一部に低い県が集まっています。
とはいえ最高の東京都と比べても、夫で2.1歳、妻で1.8歳の差です。地域差は確かにありますが、住む場所で結婚年齢が大きく変わるというほどの開きではありません。
都市部が高い理由は統計だけでは特定できない
進学や就職で人が集まる、単身世帯が多いなど、都市部の平均初婚年齢が高い理由として考えられる要素は複数あります。ただし人口動態統計からは、どれが原因かを確かめることはできません。
ここでは「差がある」という事実の確認にとどめ、県民性といった裏づけのない説明は避けます。
自分の地域の数字は「基準」ではなく「背景」
住んでいる県の平均が全国より高いなら、周囲で結婚が遅めなのは自分だけの事情ではありません。
平均は達成すべき目標ではなく、自分の状況を説明する背景情報として使うのがちょうどいい距離感です。
📚 参考資料
厚生労働省「令和6年(2024)人口動態統計月報年計(概数)の概況」表10-2 都道府県別にみた夫妻の平均初婚年齢(令和6年(2024))。確認日2026年9月5日


平均初婚年齢はこの30年でどれだけ上がったか(1995年〜2024年)


晩婚化という言葉はよく聞きますが、実際の変化量を数字で押さえている人は多くありません。30年分を並べて確認します。
夫の上昇幅(30年)
+2.6歳
28.5歳→31.1歳
妻の上昇幅(30年)
+3.5歳
26.3歳→29.8歳
直近10年の夫の変化
±0歳
2015年も31.1歳
1995年は夫28.5歳・妻26.3歳だった
平成7年(1995年)の平均初婚年齢は、夫28.5歳、妻26.3歳です。今と比べると夫で2.6歳、妻で3.5歳低い水準でした。
当時は妻が20代半ばで結婚するのが平均だった時代です。いまの30代前半に「遅い」という感覚を持っている人がいるとしたら、その基準はこのころの数字である可能性があります。
2005年に妻が28.0歳へ、2015年には夫が31.1歳に
平成17年(2005年)は夫29.8歳・妻28.0歳、平成27年(2015年)は夫31.1歳・妻29.4歳です。1995年から2015年までの20年で、夫は2.6歳、妻は3.1歳上がりました。
つまり上昇のほとんどは2015年までに起きています。この20年が、いわゆる晩婚化がはっきり進んだ時期でした。
直近10年はほぼ横ばいに近い
2015年から2024年までの9年間で、夫は31.1歳のまま変化なし、妻は29.4歳から29.8歳へ0.4歳の上昇です。それ以前と比べると明らかに緩やかになっています。
「毎年どんどん遅くなっている」というイメージは、実際のデータとは少しずれています。
平均が上がった=結婚が減ったではない
平均初婚年齢は、結婚した人の年齢だけを平均した数字で、結婚しなかった人は計算に入っていません。
そのため平均が上がったことは「結婚する人が減った」ことを意味しません。未婚のまま50歳を迎える人の割合は、生涯未婚率という別の統計で見る必要があります。
その生涯未婚率(50歳時の未婚割合)の定義と最新データは、別記事で詳しく解説しています。


📚 参考資料
厚生労働省「令和6年(2024)人口動態統計月報年計(概数)の概況」4 婚姻・表10-1 夫妻の平均初婚年齢の年次推移。確認日2026年9月5日
「平均年齢」と「実際にいちばん多い年齢」は別物


ここがこの記事でいちばん伝えたい部分です。平均29.8歳という数字と、実際に結婚している人が多い年齢は、同じ場所にありません。



平均が29.8歳やったら、みんな29歳か30歳で結婚してるってこと?



ちゃうねん。いちばん多いのは26歳やねん。平均は上のほうに引っぱられてるだけやで。
初婚の妻でいちばん多い年齢は26歳
厚生労働省が公表している初婚の妻の年齢(各歳)の構成割合を見ると、令和6年(2024年)のピークは26歳です。そして20年前(平成16年=2004年)のピークも同じ26歳でした。
この20年で変わったのは、ピークの位置ではなく分布の形です。年齢の低い層の割合が下がり、高い年齢の割合が上がって、山のすそ野が右へ広がりました。
なぜ平均が29.8歳になるのか
年齢の分布には下限があります。婚姻できるのは18歳からなので、若いほうへは18歳より下に伸びようがありません。
一方で上のほうには制限がなく、30代・40代・50代の初婚も一定数あります。片側にだけ長い裾があるため、平均はピークより高い位置に来ます。26歳がいちばん多いのに平均が29.8歳になるのは、この形が理由です。
| 年齢階級 | 1995年 | 2005年 | 2015年 | 2023年 | 2024年 |
|---|---|---|---|---|---|
| 20〜24歳 | 48.89 | 34.12 | 26.12 | 15.62 | 15.07 |
| 25〜29歳 | 70.64 | 60.06 | 58.09 | 39.18 | 39.43 |
| 30〜34歳 | 18.45 | 24.41 | 28.83 | 19.89 | 20.14 |
| 35〜39歳 | 3.84 | 7.24 | 11.44 | 7.87 | 7.91 |
年齢階級で見ても25〜29歳が最も高い
上の表は、年齢5歳階級別に見た妻の初婚率(女性人口千対)です。2024年は25〜29歳の39.43が最も高く、次いで30〜34歳の20.14、20〜24歳の15.07、35〜39歳の7.91と続きます。
30〜34歳の初婚率は20〜24歳より高い水準です。「20代前半を過ぎたら急に難しくなる」というイメージは、この数字からは読み取れません。
前年より上がっているのは25〜39歳
2023年と2024年を比べると、20〜24歳は15.62から15.07へ低下していますが、25〜29歳は39.18から39.43、30〜34歳は19.89から20.14、35〜39歳は7.87から7.91へ、いずれも上昇しています。
つまり直近の1年で初婚が増えたのは20代後半から30代後半の層です。平均を過ぎた年齢帯は、統計の上ではむしろ動きがある場所だといえます。
📚 参考資料
厚生労働省「令和6年(2024)人口動態統計月報年計(概数)の概況」表9 年齢(5歳階級)別にみた妻の初婚率(女性人口千対)の年次推移・図10 初婚の妻の年齢(各歳)の構成割合。確認日2026年9月5日
「理想の結婚年齢」と現実のギャップ


では未婚の人たちは、結婚の時期をどう考えているのでしょうか。国立社会保障・人口問題研究所の出生動向基本調査から確認します。
「年齢重視」と「相手重視」はほぼ半々
第16回出生動向基本調査(2021年6月実施)によると、結婚する意思のある18〜34歳の未婚者のうち、「理想的な相手が見つかるまでは結婚しなくてもかまわない」と考える人は男性48.6%、女性51.7%でした。残りが「ある程度の年齢までには結婚するつもり」です。
つまり結婚時期の決め手を年齢に置く人と、相手に置く人はほぼ半々です。前回調査と比べると、相手を重視する側の割合が男女とも高まっています。
では相手を重視する人は、どんなときに「この人と結婚したい」と思うのでしょうか。男女差と体験談から見た記事も用意しています。


調査には「希望する結婚年齢」の平均値は公表されていない
なお同調査の結果の概要には、未婚者が何歳で結婚したいかという「希望結婚年齢の平均値」は掲載されていません。公表されているのは上記のような、年齢を区切るか相手を待つかという考え方の分布です。
そのため本記事では、確認できない「理想の結婚年齢の平均値」という数字は使いません。ネット上でこの種の平均値を見かけた場合は、出典が何の調査の何表なのかを確かめることをおすすめします。
現実の順序は「知り合う→交際4年前後→結婚」
同じ調査で、調査時点から過去5年間に結婚した初婚どうしの夫婦の平均知り合い年齢は夫26.4歳・妻24.9歳、平均交際期間は4.3年でした。
知り合った年齢に交際期間を足すと、平均初婚年齢のあたりに着地します。「30歳で結婚したい」という希望は、標準的な恋愛結婚の道筋なら26歳前後で相手と出会っている必要がある、という計算になります。
独身でいる理由の1位は「適当な相手にめぐり会わない」
25〜34歳の未婚者が独身でいる理由としてもっとも多く挙げたのは「適当な相手にまだめぐり会わないから」で、男性43.3%、女性48.1%でした。
理想が高すぎるからでも、結婚したくないからでもなく、単純に出会いの機会が足りていないという回答が最多です。だとすれば、年齢を気にするより先に出会いの経路を増やすほうが、理想と現実の差は縮まりやすいことになります。
📚 参考資料
国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)結果の概要」(2021年6月調査)図表1-1・図表1-3・図表1-7・図表5-1。確認日2026年9月5日
「結婚適齢期」という言葉をどう扱うか


結婚適齢期という言葉に、公的な定義はありません。この記事では、確かめられる範囲だけを整理します。
法律で決まっているのは「18歳から」だけ
民法では婚姻できる年齢が定められており、2022年(令和4年)4月1日の改正施行によって、男女とも18歳に統一されました。それ以前は女性のみ16歳からでした。
法律が定めているのは下限だけで、上限も推奨年齢もありません。つまり「適齢期」という言葉が法的な裏づけを持つのは、18歳という開始点の部分だけです。
統計から言えるのは「26歳が最多・平均は29.8歳」まで
統計から言えるのは、初婚の妻でいちばん多い年齢が26歳であること、平均が29.8歳であること、初婚率が最も高い年齢階級が25〜29歳であることの3点です。
これらは「その年齢が適している」という意味ではなく、「その年齢の人が多い」という事実にすぎません。何歳が適齢かを決める統計は存在しないため、この記事でも断定はしません。
妊娠・出産の年齢については医療機関で確認を
結婚年齢を考えるときに、妊娠や出産の年齢を気にする人もいると思います。ただしこれは個人の健康状態によって大きく異なる、医療の領域の話です。
この記事は人口統計を扱うものなので、医学的な年齢の目安については触れません。気になる場合は、一般論ではなく医療機関で相談してください。
誰かに「適齢期」と言われたときの受け止め方
適齢期という言葉は、たいてい他人から向けられます。相手が根拠にしているのは、多くの場合その人自身の世代の感覚です。
1995年の妻の平均は26.3歳でした。30年前の基準が言葉になっているだけだと分かれば、必要以上に受け止めなくて済みます。
📚 参考資料
法務省「民法の一部を改正する法律(成年年齢関係)について」(女性の婚姻開始年齢を18歳に引き上げ・令和4年4月1日施行)。確認日2026年9月5日/厚生労働省「令和6年(2024)人口動態統計月報年計(概数)の概況」表9 年齢(5歳階級)別にみた妻の初婚率(女性人口千対)の年次推移・図10 初婚の妻の年齢(各歳)の構成割合。確認日2026年9月5日
初婚と再婚の割合、出会い方による初婚年齢の違い


平均初婚年齢は初婚だけの数字です。実際の婚姻には再婚も含まれるため、あわせて確認しておきます。
| 年次 | 夫の再婚割合 | 妻の再婚割合 |
|---|---|---|
| 平成7年(1995) | 13.2% | 11.6% |
| 平成17年(2005) | 18.2% | 16.0% |
| 平成27年(2015) | 19.7% | 16.8% |
| 令和3年(2021) | 19.1% | 16.6% |
| 令和4年(2022) | 18.6% | 16.0% |
| 令和5年(2023) | 18.5% | 16.0% |
| 令和6年(2024) | 17.9% | 15.6% |
2024年は夫の17.9%・妻の15.6%が再婚
令和6年(2024年)の全婚姻件数に対する再婚件数の割合は、夫が17.9%、妻が15.6%でした。どちらも前年より低下しています。
1995年の夫13.2%・妻11.6%と比べると高い水準ですが、2015年の夫19.7%をピークにゆるやかに下がってきています。婚姻の6組に1組前後は、夫か妻のどちらかが再婚という計算です。
再婚を前提に相手を探す場合は、離婚歴があることを最初から共有できる場を選ぶという方法もあります。


ネット経由で結婚した夫婦の平均初婚年齢は夫30.7歳・妻29.1歳
出生動向基本調査では、SNSやマッチングアプリなどインターネットのサービスを通じて知り合った夫婦の数値が新たに集計されました。その平均初婚年齢は夫30.7歳・妻29.1歳、平均交際期間は2.8年です。
従来型の恋愛結婚(平均交際期間4.9年)に比べると、交際期間が2年ほど短くなっています。ただし客体数は73組と少ないため、傾向を示す参考値として読むのが適切です。
見合い結婚の知り合い年齢は夫33.9歳・妻31.7歳
同じ調査で、見合い結婚をした夫婦の平均知り合い年齢は夫33.9歳・妻31.7歳でした。前回調査の夫35.6歳・妻32.3歳からは若年化しています。
いずれにしても、平均初婚年齢を過ぎてから相手と出会うのが見合い型の標準的な形です。30代で紹介型のサービスを使い始めるのは、統計上まったく遅れた選択ではありません。
出会い方によって「間に合う年齢」は変わる
恋愛結婚の平均交際期間は4.9年、ネット経由は2.8年、そして見合い型は知り合う年齢そのものが30代です。同じ「結婚したい年齢」でも、経路によって逆算の起点がまったく違います。
年齢だけを見て焦るより、自分の年齢に合った経路を選ぶほうが現実的です。次の章では、平均より遅くスタートした場合に何から確認すればいいかを整理します。
その経路そのものが、この90年でどう入れ替わってきたのかを一次資料で追った記事もあります。アプリ以外の選択肢を探している方はこちらもどうぞ。


📚 参考資料
厚生労働省「令和6年(2024)人口動態統計月報年計(概数)の概況」表11 全婚姻件数に対する夫妻の再婚件数の割合の年次推移/国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査 結果の概要」図表5-1。確認日2026年9月5日
平均より遅くスタートする人は、何から動けばいいか


ここからは統計の話から少し離れて、平均を過ぎてから動き出す場合の考え方を書きます。運営者自身がその立場でした。



平均を2〜3歳過ぎてから婚活始めるって、正直しんどくない?



僕がまさにそれやってん。33歳で結婚相談所に入って、約1年で成婚したよ。
運営者は33歳で結婚相談所に入り、約1年で成婚した
このブログの運営者は、33歳のときに結婚相談所(パートナーエージェント)に入会し、約1年で成婚退会しました。当時の年収は400万円、人見知りで、婚活を始めたきっかけは「気づけば自分だけ地元に残っていた」という焦りです。
2024年の夫の平均初婚年齢31.1歳と比べると、入会した時点ですでに2歳ほど遅いスタートでした。それでも1年で結婚まで進んだので、平均を過ぎたことが決定的な不利になったという実感はありません。
遅いスタートで効いたのは、年齢ではなく行動の中身
実際にやったのはプロによる写真撮影、担当者と一緒に服と靴を買いに行くこと、パーティーに手を出さずお見合いに絞ることでした。断られた回数のほうが圧倒的に多い時期を経て、後半に話が進むようになっています。
年齢は下げられませんが、写真や服装や場の選び方は当日から変えられます。
見合い型は、もともと30代で出会う前提の経路
前章のとおり、見合い結婚の平均知り合い年齢は夫33.9歳・妻31.7歳です。紹介型のサービスは、そもそも平均初婚年齢を過ぎた人が相手と出会う場所として機能しています。
逆にいえば、平均を過ぎてから恋愛結婚と同じ4.9年の交際期間を前提に動くと、時間の使い方が合いません。年齢に応じて経路を選び直すことが、いちばん現実的な対応です。
先に確認しておきたい2つのテーマ
平均年齢を確認したあと、多くの人が次に気になるのは「40代になったら実際どうなのか」と「結婚しない人が増えているのはなぜか」の2点だと思います。
このブログでは、40代の婚活をアプリ・結婚相談所・パーティーの費用と期間で比べた記事と、結婚しない若者が増えている理由を公的データで読み解いた記事を別に用意しています。統計で現在地を確認したあとに読むと、次に何をするかが決めやすくなるはずです。
このうち「結婚しない人が増えている理由」については、こども家庭庁の10万人調査を読み解いた記事があります。





平均より遅くても、道は道でちゃんとあるんやなあ。



焦って何もせえへんのがいちばんもったいない。年齢より、動き方のほうが結果を変えるで。
よくある質問


結婚の平均年齢は今何歳ですか?
令和6年(2024年)の平均初婚年齢は、夫が31.1歳、妻が29.8歳です。夫は前年と同じ、妻は前年の29.7歳から上昇しました。厚生労働省の人口動態統計月報年計(概数)の概況にもとづく数値です。
女性の結婚平均年齢は何歳ですか?
2024年の妻の平均初婚年齢は29.8歳です。1995年の26.3歳から30年で3.5歳上がりました。ただし初婚の妻でいちばん多い年齢は26歳で、平均年齢とは4歳近い開きがあります。
男性の結婚平均年齢は何歳ですか?
2024年の夫の平均初婚年齢は31.1歳です。2015年の時点ですでに31.1歳で、直近10年はほぼ横ばいです。1995年の28.5歳からは2.6歳上がっています。
平均初婚年齢が最も高い都道府県はどこですか?
夫妻とも東京都で、夫32.2歳・妻30.7歳です(2024年)。最も低いのは夫が山口県・佐賀県の30.1歳、妻が福井県・香川県の28.9歳でした。
結婚適齢期は何歳ですか?
公的に定められた結婚適齢期はありません。法律で決まっているのは婚姻できる年齢が男女とも18歳からという点だけです(2022年4月1日施行)。
統計から言えるのは、初婚の妻でいちばん多い年齢が26歳、平均が29.8歳、初婚率が最も高い年齢階級が25〜29歳ということまでです。
まとめ:平均は締め切りではなく、現在地を測る目盛り


✅ まとめ:結婚の平均年齢のポイント
- 2024年の平均初婚年齢は夫31.1歳・妻29.8歳(人口動態統計 月報年計の概数)
- 夫妻の年齢差は1995年の2.2歳から2024年は1.3歳まで縮んだ
- 30年間の上昇幅は夫+2.6歳・妻+3.5歳。ただし直近10年はほぼ横ばい
- 都道府県別の最高は東京都(夫32.2歳・妻30.7歳)、最低は夫30.1歳・妻28.9歳
- 初婚の妻でいちばん多い年齢は26歳で、平均29.8歳とは約4歳ずれている
- 初婚率が最も高い年齢階級は25〜29歳、次いで30〜34歳
- 直近1年で初婚率が上がったのは25〜39歳。20〜24歳は低下している
- 未婚者の結婚時期の考え方は「年齢重視」と「相手重視」がほぼ半々
- 25〜34歳が独身でいる理由の最多は「適当な相手にめぐり会わない」
- 婚姻の夫17.9%・妻15.6%は再婚。見合い型の知り合い年齢は夫33.9歳・妻31.7歳
- 平均を2歳過ぎた33歳スタートでも、約1年で成婚した実例がある
