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生涯未婚率の最新データ【2026年版】男女・年代・都道府県別の推移と上がり続ける理由

生涯未婚率の最新データと推移を解説する記事のアイキャッチ

「生涯未婚率」って、結局いまは何%なんやろ?

ニュースやSNSで数字だけが独り歩きしていて、そもそもどう計算した数字なのか、いつの調査なのかが分からないまま流れてくることが多い指標です。

しかもこの数字、「一生独身でいる人の割合」ではありません。ここを取り違えると、読み方がまるごとズレてしまいます。

この記事では、国勢調査と国立社会保障・人口問題研究所の資料を直接あたって、定義・最新値・推移・年代別・都道府県別まで一次データだけで整理しました。

📖 この記事でわかること

  • 生涯未婚率の正しい定義(45〜49歳と50〜54歳の未婚率の平均)
  • 最新の数値と、それが何年の調査にもとづくのか
  • 2025年(令和7年)国勢調査の数字がいつ出るのか
  • 1920年から2020年までの推移と、上がり方が変わった時期
  • 30代・40代・50代の年代別未婚率と、1980年との比較
  • 都道府県別ランキング(男女別・47都道府県)
  • 上昇の背景として公的調査が示していること

男性(2020年)

28.25%

50歳時の未婚割合

女性(2020年)

17.81%

50歳時の未婚割合

1980年からの伸び

男+25.65pt

女+13.36pt

📌 30秒で分かる結論

最新の確定値2020年国勢調査(男28.25%/女17.81%)
次の更新2025年国勢調査 人口等基本集計
その公表予定日2026年9月29日
計算方法45〜49歳と50〜54歳の未婚率の平均
よくある誤解「一生独身の割合」ではない
離婚・死別の扱い含まない(未婚=一度も結婚していない人)
都道府県の最大差(男性)東京32.15% ─ 滋賀23.03%
都道府県の最大差(女性)東京23.79% ─ 福井12.12%
統計資料とノートパソコンが並ぶデスクの俯瞰
目次

生涯未婚率とは?「50歳時の未婚割合」の正しい定義

40代男性が結婚相談所を検討している様子

生涯未婚率は、50歳の時点で一度も結婚したことがない人の割合を示す指標です。ただし計算方法にも呼び方にもクセがあり、そこを知らずに数字だけ見ると必ず読み違えます。

ライ

「生涯」って書いてあるから、一生独身の人の割合ってことちゃうの?

ひすい

それがちゃうねん。50歳のときに未婚かどうかを見てるだけで、そのあと結婚する人は普通におるんよ。

45〜49歳と50〜54歳の未婚率の平均で計算する

生涯未婚率は「50歳ちょうどの人の未婚率」を直接数えているわけではありません。国勢調査は5歳ごとの年齢階級で集計されるため、50歳をまたぐ2つの階級、つまり45〜49歳の未婚率と50〜54歳の未婚率を足して2で割った値を使います。

2020年の男性でいえば、45〜49歳が29.9%、50〜54歳が26.6%で、その平均が28.25%です。国立社会保障・人口問題研究所の表にも「45〜54歳における割合の平均値」と注記されています。

「一生独身の人の割合」ではない

この指標が示すのは、あくまで50歳という一点での状態です。50歳以降に初めて結婚する人はこの数字の外側にいますし、逆に50歳時点で既婚でも、その後に離婚する人も当然います。

つまり「生涯未婚率28.25%=男性の3割弱が一生ひとり」という読み方は正確ではありません。「50歳という節目で、まだ一度も結婚していない人がこれだけいる」という読み方が正しい理解です。

離婚・死別した人は「未婚」に入らない

統計上の「未婚」は、一度も結婚したことがない状態を指します。離婚した人は「離別」、配偶者と死別した人は「死別」という別の区分で数えられます。

2020年の50歳時点の内訳を見ると、男性は未婚28.25%・有配偶64.75%・離別6.50%・死別0.50%、女性は未婚17.81%・有配偶70.07%・離別10.64%・死別1.49%です。50歳で独身の人の総数は、未婚だけを見るより明らかに多くなります。

公的資料では「50歳時の未婚割合」と表記されている

国立社会保障・人口問題研究所の人口統計資料集では、この指標の表題は「性別,50歳時の未婚割合,有配偶割合,死別割合および離別割合」です。「生涯未婚率」という呼び方は誤解を招くため、公的な資料では50歳時の未婚割合という中立的な表現が使われています。

検索するときは「生涯未婚率」で構いませんが、一次資料にあたるときは「50歳時の未婚割合」で探すと目的の表に早くたどり着けます。

📊 2020年・50歳時点の配偶関係(内訳)

男性 未婚28.25%
男性 有配偶64.75%
男性 離別6.50%
男性 死別0.50%
女性 未婚17.81%
女性 有配偶70.07%
女性 離別10.64%
女性 死別1.49%

📚 参考資料

国立社会保障・人口問題研究所『人口統計資料集2026年版』表6-23「性別,50歳時の未婚割合,有配偶割合,死別割合および離別割合:1920〜2020年」(総務省統計局『国勢調査報告』により算出/不詳補完値に基づく)。確認日:2026年9月5日

最新データ|2020年で男性28.25%・女性17.81%

カフェでスマートフォンを見ながら婚活について考える40代男性

2026年9月時点で公表されている最新の確定値は、2020年(令和2年)国勢調査にもとづく数字です。

2015年 男性

24.77%

2020年 男性

28.25%

+3.48pt

5年間の増え方

年+0.7pt

ペースは維持

男性は5年で3.48ポイント、女性は2.92ポイント上昇

2015年からの5年間で、男性は24.77%から28.25%へ、女性は14.89%から17.81%へ上がりました。伸び幅だけを見ると、2010年→2015年(男性+4.63pt、女性+4.28pt)よりはやや緩やかです。

ただし水準そのものは過去最高を更新し続けており、男性はおよそ3.5人に1人、女性はおよそ5.6人に1人が50歳時点で未婚という状態です。

2025年(令和7年)国勢調査の数字が出るのは2026年9月29日

2025年10月1日を基準日とする令和7年国勢調査は、すでに実施済みです。ただし2026年5月29日に公表された「人口速報集計」は男女別人口と世帯数の早期提供が目的で、配偶関係のデータは含まれていません。

未婚・有配偶などの配偶関係を含むのは「人口等基本集計」で、総務省統計局の公表スケジュールでは2026年9月29日が公表予定日とされています。生涯未婚率の次の更新値は、ここで初めて分かります。

「生涯未婚率2025年版」として出回る数字には注意

ネット上には「2025年の生涯未婚率」という見出しの記事が数多くありますが、その中身は2020年国勢調査の値か、将来推計の値のどちらかであることがほとんどです。

記事を読むときは、その数字が「何年の国勢調査によるものか」を必ず確認してください。出典が書かれていない数字は、いつの時点のものか判別できません。

将来推計は「実測値」とは別物

「2050年には男性が3割を超える」といった予測値も広く紹介されていますが、これは推計であって、国勢調査で数えた実測値ではありません。

この記事では、確認できた実測値だけを扱っています。推計値と実測値を並べて語ると数字の性質が混ざってしまうため、分けて考えるのが安全です。

📚 参考資料

総務省統計局「令和7年国勢調査 調査の結果」公表スケジュール(人口速報集計=2026年5月29日公表/人口等基本集計=2026年9月29日公表予定)。確認日:2026年9月5日

国勢調査の調査票をイメージした封筒と用紙

推移|1920年から2020年までの100年でどう変わったか

統計資料のページをめくって数字を確認している手元

生涯未婚率は昔から高かったわけではありません。100年分を並べると、上がり始めた時期が男女でずれていることがはっきり見えます。

スクロールできます
年次男性女性
1920年2.17%1.80%
1930年1.68%1.48%
1950年1.45%1.35%
1960年1.26%1.88%
1970年1.70%3.33%
1980年2.60%4.45%
1990年5.57%4.33%
2000年12.57%5.82%
2010年20.14%10.61%
2015年24.77%14.89%
2020年28.25%17.81%

1980年まで、男女とも5%未満だった

1920年から1980年まで、生涯未婚率は男女ともおおむね1〜4%台で推移していました。1950年には男性1.45%・女性1.35%と、100年間で最も低い水準を記録しています。

この時代は、50歳までにほぼ全員が一度は結婚するのが標準的なライフコースでした。いまの水準は、その頃と比べると別の社会の数字といっていいレベルです。

男性が跳ねたのは1990年代

男性は1990年の5.57%から2000年に12.57%へ、10年で2.3倍近くまで上がりました。100年の中で最も傾きが急な区間がここです。

その後も2010年20.14%、2020年28.25%と上昇が続き、1980年(2.60%)と比べると約10.9倍になっています。

女性は2000年代以降に加速した

女性は1980年4.45%、1990年4.33%とほぼ横ばいの時期があり、男性より10年ほど遅れて上昇が始まりました。2000年5.82%、2010年10.61%、2020年17.81%と、直近20年での伸びが目立ちます。

1990年から2020年までの30年で見ると、女性は約4.1倍、男性は約5.1倍です。伸び率でも男性のほうが大きいままです。

男女差が逆転したのは1990年前後

1970年・1980年の時点では、生涯未婚率は女性のほうが高い状態でした(1980年=男性2.60%・女性4.45%)。これが逆転するのが1990年前後で、以降は一貫して男性のほうが高くなっています。

2020年時点の男女差は10.44ポイントです。同じ人口の中で結婚が成立する以上、この差は再婚や年齢差、統計に含まれない要因を含めて解釈する必要があります。

こはく

昔のほうが女の人のほうが高かったんは意外やなあ。

ひすい

1990年ごろにひっくり返って、そこからは男性のほうがずっと高いままやねん。

📚 参考資料

国立社会保障・人口問題研究所『人口統計資料集2026年版』表6-23。2015年・2020年は不詳補完値に基づく。確認日:2026年9月5日

年代別の未婚率|30代・40代・50代で何%が未婚か

ひとり暮らしの部屋の窓際でマグカップを持ち外を眺める人

生涯未婚率は50歳という一点の数字ですが、その手前の年代を見ると、どの時期にどれだけ変わったのかが分かります。

スクロールできます
年齢男性 1980年男性 2020年女性 1980年女性 2020年
25〜29歳55.2%76.4%24.0%65.8%
30〜34歳21.5%51.8%9.1%38.5%
35〜39歳8.5%38.5%5.5%26.2%
40〜44歳4.7%32.2%4.4%21.3%
45〜49歳3.1%29.9%4.5%19.2%
50〜54歳2.1%26.6%4.4%16.5%
55〜59歳1.6%21.6%3.5%12.2%

30代前半は男性の2人に1人、女性の5人に2人が未婚

2020年の30〜34歳の未婚割合は、男性51.8%・女性38.5%です。男性は初めて半数を超えました。

1980年の同じ年代は男性21.5%・女性9.1%でしたから、40年で男性は約2.4倍、女性は約4.2倍になった計算です。

40代前半でも男性の3人に1人が未婚

40〜44歳では男性32.2%・女性21.3%、45〜49歳では男性29.9%・女性19.2%となっています。1980年の40〜44歳は男性4.7%・女性4.4%でしたので、男性で約6.9倍、女性で約4.8倍です。

「40代で独身」は、1980年当時なら20人に1人の状態でしたが、2020年には男性で3人に1人の状態に変わっています。

年齢が上がるほど未婚割合は下がる=50歳以降も結婚はある

表を縦に見ると、45〜49歳29.9%、50〜54歳26.6%、55〜59歳21.6%(いずれも男性)と、年齢が上がるほど未婚割合が下がっていきます。

これは上の世代ほどそもそも結婚が一般的だった世代効果が大きいのですが、同時に「50歳を過ぎたら結婚がゼロになる」わけではないことも示しています。

変化が最も大きかったのは40代前半の男性

1980年比の倍率を年齢別に計算すると、男性は40〜44歳が約6.9倍、45〜49歳が約9.6倍、50〜54歳が約12.7倍で、上の年代ほど倍率が大きくなります。

女性は25〜29歳の約2.7倍が最も目立ち、若い年代での未婚化がそのまま上の年代へ持ち上がってきた形です。

📚 参考資料

国立社会保障・人口問題研究所『人口統計資料集2026年版』表6-24「性,年齢(5歳階級),配偶関係別割合:1920〜2020年」(総務省統計局『国勢調査報告』による/年齢別人口のうち配偶関係不詳を除く割合)。確認日:2026年9月5日

都道府県別ランキング|東京と福井で10ポイント近い差

カフェで会話する30〜40代の男女

生涯未婚率は全国平均で語られがちですが、都道府県別に見ると差はかなり大きく、男女で上位の顔ぶれも違います。

男性 最高

東京 32.15%

男性 最低

滋賀 23.03%

その差

9.12pt

女性 最高

東京 23.79%

女性 最低

福井 12.12%

その差

11.67pt

男性の上位10と下位5(2020年)

男性は東京32.15%が最も高く、埼玉30.24%、神奈川30.07%、千葉29.89%と首都圏が続きます。ただし5位は岩手29.61%、6位は高知29.45%で、都市部だけが高いわけではありません。

低いほうは滋賀23.03%、福井23.36%、奈良23.64%の順です。全国平均は28.25%でした。

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順位男性 上位男性 下位
1東京32.15%滋賀23.03%
2埼玉30.24%福井23.36%
3神奈川30.07%奈良23.64%
4千葉29.89%宮崎24.64%
5岩手29.61%岐阜24.79%
6高知29.45%香川24.96%
7沖縄29.12%鹿児島24.98%
8青森29.08%熊本25.08%
9大阪29.00%三重25.09%
10茨城28.85%石川25.26%

女性の上位10と下位5(2020年)

女性も東京23.79%が最高ですが、2位は高知21.13%、3位は大阪20.60%、4位は北海道20.36%と、男性とは並び方がかなり違います。

低いほうは福井12.12%、滋賀12.78%、岐阜13.15%、山形13.45%、三重13.55%で、北陸・東海に集まっています。全国平均は17.81%でした。

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順位女性 上位女性 下位
1東京23.79%福井12.12%
2高知21.13%滋賀12.78%
3大阪20.60%岐阜13.15%
4北海道20.36%山形13.45%
5京都20.06%三重13.55%
6福岡19.66%富山14.00%
7沖縄19.33%長野14.28%
8長崎18.65%山梨14.30%
9鹿児島18.58%島根14.47%
10愛媛18.29%愛知14.51%

男女で順位が大きく違う県がある

愛知は男性26.99%(全国21位)に対して女性14.51%(下から10番目)と、男女差が12.48ポイントあります。逆に高知は男性29.45%・女性21.13%で、男女とも上位です。

このズレは都道府県ごとの人口構成や産業構造など複数の要因が絡むため、統計そのものからは「どちらが原因か」までは特定できません。ここでは差があるという事実の確認にとどめます。

「都会だから高い」とは限らない

上位に東京・埼玉・神奈川・千葉・大阪が入る一方で、岩手・青森・高知・秋田も男性の上位に入っています。逆に大都市を抱える愛知は男女とも平均より低い水準です。

都市か地方かという単純な軸では説明できないことが、47都道府県の数字を並べると見えてきます。

ライ

東京と福井で10ポイント以上も違うんや……。

ひすい

女性はその差が11.67ポイント。地域でこんなに違うって、平均だけ見てたら絶対気づかへんとこやね。

📚 参考資料

国立社会保障・人口問題研究所『人口統計資料集2026年版』表12-37「都道府県,性別50歳時未婚割合:1920〜2020年」(2020年は不詳補完値に基づく)。確認日:2026年9月5日

なぜ上がり続けるのか|公的調査が示している事実

カフェで向かい合って穏やかに話す男女

上昇の理由については様々な意見がありますが、ここでは公的な全国調査で実際に測定されている項目だけを取り上げます。

結婚意思は8割超。それでも「相手にめぐり会わない」

国立社会保障・人口問題研究所の第16回出生動向基本調査(2021年6月30日実施)では、18〜34歳の未婚者のうち「いずれ結婚するつもり」と答えた人が男性81.4%・女性84.3%でした。

一方で25〜34歳が独身でいる理由の最多は「適当な相手にまだめぐり会わないから」で、男性43.3%・女性48.1%。結婚したい気持ちと出会いの機会が一致していない状態が、数字として出ています。

この「結婚したいのに動けていない」という構図は、2026年のこども家庭庁の10万人調査でも同じ形で確認できます。

交際相手がいない未婚者が7割前後

同じ調査で、異性の交際相手(婚約者・恋人・友人のいずれも)を持たない18〜34歳の未婚者は男性72.2%・女性64.2%でした。恋人または婚約者がいる人は男性21.1%・女性27.8%です。

さらに「とくに異性との交際を望んでいない」と答えた人が男性33.5%・女性34.1%おり、交際を望む層と望まない層の二層構造になっています。

男性は就業状況で結婚意思に大きな差がある

同調査では、1年以内に結婚する意思のある未婚男性の割合が、正規の職員では61.9%だったのに対し、パート・アルバイトでは37.6%、無職・家事では25.3%でした。

女性ではこの差が男性ほど顕著ではなく、正規・パート・自営のいずれもおよそ3分の2が結婚意思を示しています。就業の安定と結婚意思の関係が、男性で強く出ている形です。

就業状況や収入が結婚にどこまで効いているのかは、年収別の有配偶率という形でも測られています。数字の並びは別記事にまとめました。

平均初婚年齢は40年で3歳以上あがった

厚生労働省『人口動態統計』による平均初婚年齢は、1980年に夫27.8歳・妻25.2歳でしたが、2024年には夫31.1歳・妻29.8歳になっています。

初婚の時期が後ろにずれれば、50歳時点でまだ結婚していない人の割合は自然に上がります。晩婚化と生涯未婚率の上昇は、同じ流れの別の側面といえます。

平均初婚年齢そのものの推移や、都道府県別・年齢分布のデータは別記事で詳しくまとめています。

📊 未婚者の結婚に対する意識(2021年・18〜34歳)

いずれ結婚するつもり(男)81.4%
いずれ結婚するつもり(女)84.3%
適当な相手にめぐり会わない(男・25〜34歳)43.3%
適当な相手にめぐり会わない(女・25〜34歳)48.1%
交際相手がいない(男)72.2%
交際相手がいない(女)64.2%
交際を望んでいない(男)33.5%
交際を望んでいない(女)34.1%

📚 参考資料

国立社会保障・人口問題研究所『2021年社会保障・人口問題基本調査<結婚と出産に関する全国調査> 第16回出生動向基本調査 結果の概要』(調査実施日:2021年6月30日/独身者調査 有効票7,826票)。平均初婚年齢は同研究所『人口統計資料集2026年版』表6-12(厚生労働省『人口動態統計』による)。確認日:2026年9月5日

海外と比べると日本の未婚割合は高いのか

多くの人が行き交う日本の都市の通勤風景

国際比較のデータもありますが、国によって基準年がばらばらで、事実婚が広く使われる国とそうでない国が混ざっている点に注意が必要です。

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国(調査年)男性 45〜49歳女性 45〜49歳
日本(2020年)29.9%19.2%
韓国(2015年)13.9%6.4%
カナダ(2021年)17.5%13.6%
フランス(2021年)19.6%17.9%
オランダ(2022年)35.4%27.5%
ノルウェー(2021年)35.3%29.2%
スウェーデン(2021年)34.8%28.9%
イギリス(2011年)22.0%16.2%
アメリカ(2012年)17.7%13.2%

北欧・オランダは日本より未婚割合が高い

オランダ35.4%、ノルウェー35.3%、スウェーデン34.8%(いずれも45〜49歳男性)は、日本の29.9%を上回っています。

ただしこれらの国では法律婚以外のパートナー登録や事実婚が広く使われており、「未婚=パートナーがいない」ではありません。数字をそのまま日本と同じ意味で読むことはできません。

韓国は数字上は低いが調査年が古い

韓国は45〜49歳男性13.9%・女性6.4%と、表の中で最も低い水準です。ただしこの数値は2015年の調査によるもので、日本の2020年とは5年のずれがあります。

韓国の未婚化はその後さらに進んだと報じられており、最新年での比較にはなっていない点に注意が必要です。

比較するときは基準年をそろえて見る

この表の基準年は、日本2020年、イギリス2011年、アメリカ2012年、韓国2015年、その他は2021〜2022年とばらばらです。

「日本は世界一未婚率が高い」といった断定的な言い方をよく見かけますが、少なくともこの資料の範囲では、北欧諸国とオランダのほうが高い数値が出ています。

制度の違いを踏まえた読み方

同じ「未婚」という言葉でも、婚姻制度そのものの位置づけが国によって違います。事実婚に法的保護がある国では、結婚を選ばないことのコストが小さくなります。

国際比較は「日本が特別かどうか」を考える材料にはなりますが、順位だけを取り出しても実態は分かりません。

📚 参考資料

国立社会保障・人口問題研究所『人口統計資料集2026年版』表6-25「主要国の性,年齢(5歳階級)別未婚割合および有配偶割合:最新年次」。国により基準年が異なる。確認日:2026年9月5日

40代で婚活を始める人へ|このデータの実務的な読み方

カフェでお見合いをする40代の男女

ここまでの数字は、婚活をこれから始める人にとっては意外と前向きな材料になります。数え方を変えると見え方が変わるためです。

40代の未婚は「珍しいこと」ではなくなっている

2020年の40〜44歳の未婚割合は男性32.2%・女性21.3%、45〜49歳は男性29.9%・女性19.2%です。1980年の同年代は男女とも4〜5%台でした。

同世代で独身なのが自分だけのように感じるとしたら、それは実態というより身の回りの偏りです。数字の上では、40代前半の男性は3人に1人が未婚です。

未婚者の母数が多い=出会う相手も多い

未婚割合が上がったということは、同じ年代に独身の人が大勢いるということでもあります。1980年の40代前半なら、同年代の未婚者は20人に1人しかいませんでした。

問題は相手がいないことではなく、出生動向基本調査が示したとおり「めぐり会わない」ことです。出会う場所を意図的に用意するかどうかで、結果は変わります。

では、その「めぐり会わない」状態はなぜ生まれたのか。見合いや職場の紹介といった出会いの経路が90年でどう変わったかを、一次資料で追った記事があります。

「50歳を過ぎたら終わり」ではない

年代別の表では、男性の未婚割合は45〜49歳29.9%から50〜54歳26.6%、55〜59歳21.6%と下がっていきます。世代の違いが主な要因ではありますが、50歳以降の初婚が存在しないなら、こうした形にはなりません。

生涯未婚率という名前に引きずられて、50歳を期限のように扱う必要はありません。

40代の婚活は手段の選び方で差がつく

40代から婚活を始める場合、マッチングアプリ・結婚相談所・婚活パーティーのどれを選ぶかで、かかる費用も期間も大きく変わります。この比較については「40代で婚活を始めるなら」の記事で、費用と期間の目安をまとめて解説しています。

このページはあくまで統計を確認するための記事です。実際に動き出す段階になったら、手段ごとの向き不向きを先に整理しておくと遠回りが減ります。

そのうち結婚相談所を候補に入れるなら、総額でいくらかかるのかを先に見ておくと選びやすくなります。

こはく

数字だけ見てると落ち込むけど、逆に言うと同じ立場の人がめっちゃおるってことやんな。

ひすい

そうやねん。母数が増えてるぶん、出会い方さえ用意できたらチャンスはちゃんとある。

よくある質問

婚活のよくある質問

生涯未婚率の最新の数字は何%ですか?

2026年9月時点で確定している最新値は、2020年国勢調査にもとづく男性28.25%・女性17.81%です。2025年国勢調査の値は、2026年9月29日公表予定の人口等基本集計で明らかになります。

生涯未婚率はどうやって計算しているのですか?

45〜49歳の未婚率と50〜54歳の未婚率を足して2で割った値です。国勢調査が5歳階級で集計されるため、50歳ちょうどの値を直接は出せず、前後の階級の平均を使っています。

離婚した人は生涯未婚率に含まれますか?

含まれません。統計上の「未婚」は一度も結婚したことがない人を指し、離婚した人は「離別」、死別した人は「死別」として別に数えられます。2020年の50歳時点では、男性の離別が6.50%、女性の離別が10.64%でした。

生涯未婚率が最も高い都道府県はどこですか?

2020年時点では男女とも東京都が最も高く、男性32.15%・女性23.79%です。最も低いのは男性が滋賀県23.03%、女性が福井県12.12%でした。

「生涯未婚率」と「50歳時未婚率」は違うものですか?

指している数字は同じです。ただし「生涯」という言葉が一生独身という誤解を招くため、国立社会保障・人口問題研究所などの公的資料では「50歳時の未婚割合」という表記が使われています。

まとめ:生涯未婚率は「50歳時点のスナップショット」

婚活記事のまとめ

✅ まとめ:生涯未婚率のポイント

  • 最新の確定値は2020年国勢調査の男性28.25%・女性17.81%
  • 計算方法は45〜49歳と50〜54歳の未婚率の平均
  • 「一生独身の割合」ではなく、離婚・死別も含まれない
  • 1980年は男性2.60%・女性4.45%。男性は1990年代に急上昇した
  • 2020年の40〜44歳は男性32.2%・女性21.3%が未婚
  • 都道府県差は大きく、男性で9.12pt、女性で11.67ptの開き
  • 未婚者の8割超は結婚意思があり、最大の理由は「相手にめぐり会わない」
  • 次の更新は2025年国勢調査 人口等基本集計(2026年9月29日公表予定)

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