「婚活って結局、年収と年齢で決まるんでしょ?」
婚活を始める前の僕も、完全にそう思っていました。年収400万円・人見知り・写真写りも悪い。条件表で見たら、たぶん下から数えたほうが早い側です。
でも公的な調査を実際に開いてみると、女性が「重視する」と答えた項目の順位は、僕が勝手に想像していたものとかなり違っていました。
この記事では、国の出生動向基本調査とIBJの成婚白書という一次資料をもとに、婚活で男性に実際に求められている条件を年収以外まで含めて整理します。そのうえで、条件を満たしていない男性が現実的に取れる手を、自分の失敗も含めて正直に書きます。
📖 この記事でわかること
- 女性が結婚相手の男性に求める条件8項目の実際の順位(2021年・国の調査)
- 「重視する」と「考慮する」を分けると、容姿と学歴の見え方が変わること
- 相談所の成婚データで年収より先に効いていた条件(年齢・学歴・行動量)
- 婚活の現場で実際に語られている条件の実例(出典・投稿日つき)
- 条件を満たしていない男性が今日から取れる4つの現実的な戦略
🔖 結論:女性が「重視する」と答えた割合(男性に対して)
人柄
88.2%
家事・育児
70.2%
経済力
36.3%
容姿
18.8%
学歴
9.0%
年収(経済力)を「重視する」と答えた女性は36.3%で、家事・育児の能力や姿勢の70.2%の約半分でした。学歴にいたっては9.0%しかありません。
ただしこれは「意識」の話です。実際の結婚相談所の成婚データを見ると、年齢・学歴・行動量のほうがはっきり数字に出ていました。理想と現場は違う、というのがこの記事の結論です。
出典:国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査」(2021年6月調査・18〜34歳の未婚者のうち「いずれ結婚するつもり」と回答した人/独身者調査 有効票7,826票)図表3-2。2026年9月6日に報告書PDFで確認。

婚活で男性に求められる条件は8項目|国の調査で見た実際の順位

結婚相手の条件について、国が5年ごとに全国調査をしています。設問は「相手の学歴・職業・経済力・人柄・容姿・共通の趣味・自分の仕事への理解と協力・家事育児の能力や姿勢」の8項目を、重視する/考慮する/あまり関係ない、の3択で聞くものです。
この8項目こそが「婚活で見られている条件」の全体像です。まずは女性が男性に対して答えた結果から見ていきます。
ライ結局、年収がいくらあれば足りるん?



その質問の前に、そもそも年収が何番目に見られてるかを知っといたほうがええで。順位を見ると、たぶん想像とちゃう。
「重視する+考慮する」で並べると、経済力は8項目中4番目
女性が男性に対して「重視する」または「考慮する」と答えた割合を高い順に並べると、1位が人柄98.0%、2位が家事・育児の能力や姿勢96.5%、3位が仕事への理解と協力93.4%、そして4位に経済力91.6%が入ります。
つまり9割以上の女性は年収を何らかの形で見ています。ここだけを切り取れば「やっぱり年収は見られている」で終わってしまいます。
ただしこの数字には「考慮する」という弱い回答が混ざっています。ここを分けると景色が変わります。
「重視する」だけで見ると、容姿18.8%・学歴9.0%まで落ちる
同じ調査で「重視する」だけを取り出すと、人柄88.2%、家事・育児70.2%、仕事への理解55.9%と続き、経済力は36.3%まで下がります。
さらに職業24.2%、共通の趣味23.9%、容姿18.8%、学歴9.0%と、婚活で気にされがちな項目ほど下位に沈みます。
ここから読み取れるのは「学歴や容姿は、見られてはいるが決定打にはなりにくい」という構造です。逆に人柄と家事・育児の姿勢は、はっきり決定打の側にあります。
30年でいちばん伸びた条件は「家事・育児の能力や姿勢」
同じ設問を過去の調査までさかのぼると、変化がはっきり出ます。男性の家事・育児の能力や姿勢を「重視する」と答えた女性は、1997年の43.6%から2015年に57.7%、2021年には70.2%まで上がりました。
容姿を「重視する+考慮する」女性も1992年の67.6%から81.3%まで増えています。一方で共通の趣味は78.9%から72.2%へ下がりました。
つまり婚活で求められる条件は固定ではなく、この30年で「家のことをどれだけできるか」に大きく寄っています。年収の話しかしていないアドバイスは、この変化を見落としています。
| 条件(8項目) | 女性が男性に 重視+考慮 | 女性が男性に 「重視する」 | 男性が女性に 「重視する」 |
|---|---|---|---|
| 人柄 | 98.0% | 88.2% | 77.0% |
| 家事・育児の能力や姿勢 | 96.5% | 70.2% | 42.1% |
| 仕事への理解と協力 | 93.4% | 55.9% | 42.0% |
| 経済力 | 91.6% | 36.3% | 4.7% |
| 容姿 | 81.3% | 18.8% | 24.1% |
| 職業 | 80.7% | 24.2% | 5.9% |
| 共通の趣味 | 72.2% | 23.9% | 24.4% |
| 学歴 | 51.7% | 9.0% | 3.0% |
年収そのものの深掘り(年収別の有配偶率や、女性が求める年収額と実際の額のズレ)は、別記事「結婚と年収の現実」で公的統計だけを使って整理しています。この記事では、年収以外の条件のほうを最後まで追いかけます。


年収より先に効いていた条件は「年齢」|相談所の成婚データが示す現実


前の章は「未婚者がどう思っているか」という意識の調査でした。ここからは「実際に結婚まで行った人はどうだったか」という結果の数字を見ます。
使うのは日本最大の結婚相談所ネットワークであるIBJが毎年公開している成婚白書です。会員の意見ではなく、成婚退会した人と成婚せずに退会した人を比べた実データが載っています。
男性の成婚率は30〜34歳がピークで、40代以降ははっきり下がる
成婚白書2024では、年齢層ごとの成婚率について「男性は30代が最も高く、特に30〜34歳は約半数が成婚に至っている」と明記されています。そして40代以降は男女とも成婚率が顕著に低下する、とも書かれています。
婚活では女性の年齢ばかりが話題になりますが、白書は「男性も年齢を意識して活動をスタートさせることが重要」とはっきり結論づけています。
年収は上げるのに何年もかかりますが、年齢は待っているだけで不利になります。条件のなかで唯一、放置がそのままマイナスになるのが年齢です。
成婚した人は、成婚せずに辞めた人より3〜4歳若かった
成婚者と退会者(成婚せずに退会した人)を中央値で比べると、男女とも成婚者のほうが年齢が3〜4歳低いという結果が出ています。在籍日数も成婚者のほうが約5ヶ月短く、早く動いて早く決めている構図です。
初婚で成婚した人の代表値(中央値)は男性36歳・女性34歳、在籍は約9ヶ月、交際は約4ヶ月でした。
ちなみに翌年の2025年成婚白書では、成婚のピーク年齢は男性34歳・女性30歳と公表されています。数字の取り方が違うので単純比較はできませんが、どちらも「30代前半」を指しています。
年収800万円台でも、年齢が上がると成婚率は12ポイント下がった
成婚白書2024でいちばん残酷な数字がこれです。年収800〜900万円という同じ年収帯で「30〜34歳」と「40〜44歳」を比べると、40代前半の成婚率のほうが12ポイント低くなっています。
白書は「年収が高ければ必ずしも有利とは限らず、年齢による影響を十分に考慮する必要がある」と書いています。年収を条件表の最上位に置く発想が、データ側から否定されている形です。
逆に言えば、年収が平均以下でも早く動いた人のほうが、年収が高くて遅く動いた人より結果が出やすいということでもあります。
📊 IBJ成婚白書で確認できた「年齢」の数字
成婚率ピーク
男性30〜34歳(約半数が成婚)
成婚者の年齢
退会者より3〜4歳低い(中央値)
初婚成婚者
男性36歳・女性34歳/在籍約9ヶ月・交際約4ヶ月
年収800〜900万
40〜44歳は30〜34歳より成婚率12ポイント低い
相談所の年収層
年収600万円以上の男性が約半数(2025年1月時点)
出典:株式会社IBJ「成婚白書2024」(2024年に成婚退会した15,374名のデータ/2025年4月公開)。2026年9月6日にPDF本文で確認。
「じゃあ何歳までに動けばいいのか」を決めるには、世の中の結婚年齢の実際を知っておくのが早いです。男女別・都道府県別の平均初婚年齢はこちらにまとめています。


学歴・職業・容姿は実際どこまで効くのか|意識と結果のズレ


ここが今回いちばん整理したかったところです。学歴・職業・容姿は、意識調査では下位なのに、現場では「効いている」と言われがちな条件だからです。
結論から書くと、3つとも「意識では低いが、入口の通過率には効いている」という性質を持っていました。
学歴|意識調査では9.0%、でも成婚率は大卒と高卒で16.8ポイント差
学歴を「重視する」と答えた女性は9.0%しかいません。8項目中の最下位です。ところがIBJ成婚白書2024の学歴別成婚率では、男性は大卒が高卒より16.8ポイント高いという結果が出ています。
白書はその理由について、男性の学歴が「将来の収入や職業の安定性」を示す指標として受け取られやすいため、と説明しています。女性側は学歴による成婚率の差が男性ほど顕著ではありません。
ここが重要なのですが、これは「学歴が低いと結婚できない」という話ではありません。学歴という数字が、収入と安定性の代わりに読まれているという話です。だから安定性を別の形で示せれば、埋められる余地があります。
職業|80.7%が「考慮」するが「重視」は24.2%にとどまる
職業は女性の80.7%が重視または考慮すると答える一方、「重視する」は24.2%です。8割が見ているのに、4人に1人しか重要視していないという、典型的な「フィルター型の条件」です。
この差が意味するのは、職業名そのものより「その職業が安定しているか・生活時間が合うか」を見られているということです。実際、女性が「重視する」で3位に挙げているのは仕事への理解と協力(55.9%)でした。
職業欄に何と書くかより、その仕事で相手の生活とどう折り合いをつけられるかを説明できるほうが効きます。
容姿|「重視」は18.8%、それでも写真だけで判断する人が2割いる
容姿を「重視する」と答えた女性は18.8%です。ただしこれは「顔立ちそのもの」の話であって、写真の出来とは別問題です。
パートナーエージェントが20〜50歳の独身男女200人に行った調査では、婚活相手を「とにかく写真で判断する」と答えた人が21.5%、「紹介文がいまひとつでも写真が良ければOK」が2.5%で、写真重視層は合わせて24.0%でした(同調査で最も多かったのは「総合的に判断する」38.5%)。
つまり顔の造作を変える必要はないけれど、写真1枚で入口を閉じられる人が2割いる、というのが実態です。ここは努力で動かせる部分なので、後半の戦略で具体的に書きます。
身長の「下限」は、公的な統計では確認できませんでした
婚活では「身長170cm以上」といった条件がよく話題になります。ただ今回、身長の下限と成婚率を結びつけた公的統計や、大手相談所が公開している一次データは見つけられませんでした。
出生動向基本調査の8項目にも身長という選択肢はありません。含まれるとすれば「容姿」の中で、その容姿の「重視する」は18.8%です。
ネット上には身長の目安を断言する記事が多くありますが、出どころが確認できない数字はこの記事では書きません。実際に条件として掲げている人がいるのは事実なので、次の章で本人の言葉として紹介します。



意識では下位やのに、入口では効いてるって、いちばんややこしいパターンやね。



そう。だから「条件を満たす」より「入口で落とされないようにする」って考えたほうが、やることがはっきりするんよ。
条件表に載らないのに、いちばん差がついていたのは「行動量」


成婚白書を最後まで読んで、いちばん差が大きかった項目は年収でも学歴でもありませんでした。単純な行動の量です。
これは条件表のどこにも書かれない項目なので、婚活のアドバイス記事でもあまり主役になりません。ですが差の大きさは他の条件と比べものになりません。
成婚した男性のお見合い数は、辞めた男性の4倍だった
成婚白書2024によると、お見合い数は成婚者が退会者に比べて男性で4倍、女性で2.5倍多くなっています。自分から申し込む「申込数」も、男性で+21件、女性で+14件多いという結果でした。
さらに、男性は申込数が女性の約2倍である一方、申し込まれる数は女性の約3分の1にとどまっています。白書はここから「出会いの機会を得るには、自ら積極的に申し込む姿勢が重要」と結論づけています。
年収を100万円上げるのは何年もかかりますが、申し込みを月に何件増やすかは今週から変えられます。
成婚者は全年代で10〜14回お見合いし、交際移行率は約40%
成婚した人の中央値は、年代を問わず10〜14回のお見合いを行い、そのうち4〜6人と交際に進んでいます。お見合いから交際に進む割合は約40%です。
一方、成婚せずに退会した人はこの交際移行率が10ポイント以上低くなっています。会う数だけでなく、会ったあとの通過率でも差がついているということです。
2025年成婚白書でも、成婚者はお見合い11回・交際約4ヶ月で決断しており、成婚した人のお見合い数は成婚しなかった人の約2.7倍と公表されています。年が変わっても傾向は同じでした。
迷っている期間は成果に変わらない|交際200日で約9割が決まる
成婚白書2024には、交際およそ150日で6割以上、200日以内に約9割が成婚退会しているというデータが載っています。そして200日以降は成婚率の上昇がほとんど見られません。
つまり半年で決まらなかった関係は、そのまま伸ばしても結果が変わりにくいということです。
条件を細かく足し引きして半年悩むより、同じ半年で10回会ったほうがデータ上は近道です。これは「条件を捨てろ」という話ではなく、条件を検証する回数を増やそう、という話です。
僕の場合|年収400万円・人見知りでも、動いた分だけ結果が動いた
僕は33歳・年収400万円のときに結婚相談所に入会して、約1年で成婚退会しました。条件表で戦ったら勝ち目はなかったと思います。
やったのは、プロフィール写真をプロに撮り直してもらうこと、コンシェルジュと一緒に服と靴を選び直すこと、そして自分から申し込み続けることの3つだけです。断られた回数のほうが圧倒的に多く、最初の半年はほぼその期間でした。
年収も見た目も平均以下でしたが、言われたことを素直にやり続けた結果が数字に出た、というのが正直な実感です。詳しい記録は下の体験談にまとめています。


婚活の現場で実際に語られている「条件」の声


統計だけでは、条件がどんな形で口に出されるかまでは分かりません。ここでは実際にネット上に残っている相談・記事から、出典と投稿日を明記して紹介します。
いずれも原文の転載ではなく、当ブログが2026年9月6日に実際に読んで要約したものです。
👀 条件を掲げている側の声
★★★☆☆ Yahoo!ニュース エキスパート(大宮冬洋氏の連載)/2023年9月6日公開
40代で相談所に登録した46歳の理系研究者の女性が、当初は「年齢50歳まで・身長160cm以上・年収400万円以上」で登録していたと語られています。ところが条件ギリギリの男性ばかり紹介され続けたため、自分の年齢や収入と同じぐらいに条件を設定し直した、と本人の言葉で書かれています。
★★★☆☆ ユーブライド「婚活相談Q&A」/2015年4月5日投稿
年収700万円弱の40歳女性が、年齢差±5〜9歳・年収600万円以上・タバコは不可・共働きと家事分担を希望という条件を挙げ、それが高望みかと相談しています。回答者からは「年収600万円は独身男性にとって難しい条件」という指摘が付いていました。
出典:上記2件はいずれも公開されている記事・投稿を2026年9月6日に閲覧して要約したものです。個人が特定できる情報は記載していません。
🔄 条件を下げた側の声
★★★★☆ Yahoo!知恵袋/2012年3月5日投稿
お見合いパーティーに4回参加した30代後半の女性が、年収を「自分より上」から400万円以上へ、休日を「土日祝」から日曜のみも可へ、学歴を大卒から高卒も可へと緩めたと書いています。一方で身長170cm以上だけは譲らなかった、という点まで正直に書かれているのが印象的でした。
★★★★☆ Yahoo!ニュース エキスパート/2023年9月6日公開(同記事内)
同じ記事のなかで婚活講師が、高学歴・高収入の40代男性は売り手市場でより若い相手を選ぶ傾向があるため、条件を高く保ったまま待つと選択肢が痩せていくという趣旨の指摘をしています。条件の高さそのものより、その条件で残る母集団がどうなるかを見るべき、という話です。
※投稿年が古いものは当時の相場観であり、現在の市況とは異なる可能性があります。投稿日をそのまま記載しています。
4件を並べて分かるのは、条件は「絶対に譲れないもの」と「実際には動かせるもの」が混ざっているということです。そして動かなかったのは、たいてい年収でも学歴でもなく、身長やタバコのような生理的な項目でした。
年収や学歴は交渉できる条件です。そこで落とされているように見えて、実は別の理由だったというケースも多いはずです。
条件を満たしていない男性が取れる4つの現実的な戦略


ここまでのデータをまとめると、男性側がコントロールできる条件は限られています。年収も学歴も、今すぐには変えられません。
逆に言えば、変えられる4つに絞って手を打つほうが早いということです。順番も含めて書きます。
戦略①:条件が最初から開示されている土俵に移る
条件で落とされていちばんつらいのは、理由が分からないまま消えることです。マッチングアプリだと、既読無視なのか年収なのか年齢なのか、最後まで分かりません。
結婚相談所は年収も年齢も学歴も最初から相手に開示されています。つまり申し込みが通った時点で、その条件は相手が納得済みということです。条件が弱い人ほど、条件が見えている場所のほうが消耗しません。
実際にIBJ成婚白書2024でも、女性の年収公開について「公開している女性は非公開の女性に比べて約2倍成婚しやすい」というデータが出ています。情報を隠さないほうが結果が出る、というのは男女どちらにも当てはまる話です。
戦略②:「重視される」項目に書く内容を寄せる
女性が「重視する」と答えた上位は、人柄88.2%・家事育児70.2%・仕事への理解55.9%でした。ところが多くの男性のプロフィールは、職業と趣味の説明で終わっています。
家事・育児について書くなら「協力します」ではなく、いま自分が何をしているかを具体的に書くほうが伝わります。自炊の頻度、掃除の分担をどうしたいか、育休を取れる職場かどうか。ここは年収と違って、正直に書くだけで差がつきます。
仕事への理解も同じです。相手が働き続けたい場合に自分の勤務時間や転勤の有無がどうなるかを先に書いておくと、条件の擦り合わせが1回分早く進みます。
戦略③:入口(写真と申込数)にだけ全力を出す
写真だけで判断する層は約2割いて、成婚者のお見合い数は退会者の4倍でした。この2つは同じ「入口」の話です。
やることは単純で、写真をプロに撮り直すことと、申し込みの件数を月単位で決めて機械的に出し続けることです。僕自身、写真を撮り直して服を替えたところから反応が変わりました。
逆に、プロフィール文の言い回しを何日も推敲するのは効率が悪いです。入口を通らなければ文章は読まれません。
戦略④:自分が相手に出す条件も3つまでに絞る
見落とされがちですが、自分が出す条件を絞ることも戦略です。条件は掛け算で母数を削るので、4つ5つと足すと会える人がほぼいなくなります。
絶対に外せないもの(子どもを希望するか、住むエリア、生活時間帯など、結婚後の生活が変わってしまう項目)だけを残して、年齢の幅や年収の上下は広く取っておくほうが、検証できる回数が増えます。
前章で紹介した相談の実例でも、条件を緩めた人は「年収・休日・学歴」を動かし、身長のような譲れない項目だけを残していました。順番としてはそれが現実的です。



写真撮り直すのって、そんなに変わるもんなん?



僕は変わったで。顔は同じやけど、写真を替えて服を替えたら、申し込みが通る数が明らかに増えた。条件表をいじるより早かった。
そもそも「出会う場がない」という段階の方は、条件の話より先に出会い方の選択肢を整理したほうが早いです。昔と今で出会い方がどう変わったかは、こちらにデータでまとめました。


相談所とアプリ、条件面ではどちらを選ぶべきか


ここは正直に線を引きます。全員に相談所をすすめるつもりはありません。
判断の分かれ目は「条件で落とされている自覚があるかどうか」と「今の方法で会うところまで進めているかどうか」の2つです。
相談所を検討したほうがいい人
半年動いても会うところまで進まない人、相手の結婚への本気度が読めなくて疲れている人、そして自分のどこが弾かれているのか分からない人です。
相談所は独身証明書の提出が必須で、条件が最初から開示されています。だから「なぜ落ちたか」を第三者に聞ける環境があります。ここが条件で不利な人にとっていちばん大きい違いでした。
ただし費用は安くありません。動かずに待つ人には向かないので、そこは正直に受け止めてください。
アプリで十分な人・まず反応を見たい人
アプリでメッセージから対面まで自分で運べていて、期限も切っていないなら、正直に言って相談所は不要です。同じお金を使うなら、まずアプリで自分に反応があるかを見るほうが早いです。
数十万円を払う前に「条件を書いた自分に、そもそも反応があるのか」を数週間で確かめる。この順番でも遅くありません。
相談所に移るかどうかは、その結果を見てから決めれば十分です。
条件を整える前に、そもそも自分がなぜ結婚したいのかが曖昧だと、途中で手が止まります。結婚したいと思う瞬間が男女でどう違うかは、調査データと自分の話を合わせてこちらに書きました。


婚活の条件と年収についてよくある質問


婚活で男性に求められる条件で、いちばん重視されているのは何ですか?
第16回出生動向基本調査(2021年)で、女性が男性に対して「重視する」と答えた割合が最も高いのは人柄で88.2%、次いで家事・育児の能力や姿勢が70.2%、仕事への理解と協力が55.9%でした。
経済力は36.3%で4番目です。ただし「重視する+考慮する」で見ると経済力は91.6%になるため、まったく見られていないわけではありません。
婚活で学歴は不利になりますか?
意識の面では影響は小さく、学歴を「重視する」と答えた女性は9.0%で8項目中の最下位でした。
ただしIBJ成婚白書2024の学歴別成婚率では、男性は大卒が高卒より16.8ポイント高いという結果が出ています。白書は理由として、男性の学歴が将来の収入や職業の安定性を示す指標として受け取られやすいことを挙げています。学歴そのものより、安定性をどう示すかの問題と考えるのが現実的です。
婚活で身長は何センチ以上あれば大丈夫ですか?
身長の下限と成婚率を結びつけた公的統計や大手相談所の公開データは、2026年9月6日時点で確認できませんでした。そのため当ブログでは具体的な目安の数字を書きません。
出生動向基本調査の8項目に身長という選択肢はなく、含まれるとすれば容姿です。その容姿を「重視する」と答えた女性は18.8%でした。実際に身長を条件に挙げている人はいますが、順位としては上位ではありません。
条件が弱い男性は、何歳までに婚活を始めるべきですか?
IBJ成婚白書2024では、男性の成婚率は30代が最も高く、特に30〜34歳は約半数が成婚に至っていると書かれています。40代以降は男女とも成婚率が顕著に低下します。
また同じ年収800〜900万円でも、40〜44歳は30〜34歳より成婚率が12ポイント低いという結果も出ています。年収を上げてから動くより、先に動き出すほうがデータ上は有利です。
自分が相手に出す条件は、いくつまでに絞ればいいですか?
条件の個数について公的な正解はありません。ただ条件は掛け算で対象者を削るため、増やすほど会える人数は急激に減ります。
実務的には、結婚後の生活そのものが変わってしまう項目(子どもを希望するか・住むエリア・生活時間帯)だけを外せない条件として残し、年齢の幅や年収の上下は広めに取るのが現実的です。今回紹介した相談の実例でも、条件を緩めた人は年収・休日・学歴から順に動かしていました。
まとめ:婚活で男性に必要な条件は、年収より先に動かせるものがある


✅ この記事のポイントまとめ
- 女性が「重視する」条件の1位は人柄88.2%、2位は家事・育児70.2%(2021年・国の調査)
- 経済力を「重視する」は36.3%で4番目。学歴は9.0%で最下位
- この30年で最も伸びた条件は家事・育児の能力や姿勢(1997年43.6%→2021年70.2%)
- 相談所の成婚データでは男性の成婚率は30〜34歳がピークで、40代以降は顕著に低下
- 同じ年収800〜900万円でも、40代前半は30代前半より成婚率が12ポイント低い
- 学歴は意識では最下位だが、成婚率では大卒と高卒で16.8ポイント差がついていた
- いちばん差が大きかったのは行動量。成婚した男性のお見合い数は退会者の4倍
- 男性が今日動かせるのは「写真」「申込数」「家事育児の書き方」「自分の条件を絞ること」
僕は年収400万円・人見知り・写真写りも悪い状態から婚活を始めて、条件では最後まで勝てませんでした。それでも結婚できたのは、条件表を書き換えたからではなく、条件が開示された場所で動いた数を増やしたからだと思っています。
年収と学歴は今日は変えられません。写真と申込数と、家事・育児について何を書くかは今日変えられます。まずそこからで十分です。
参考・出典:国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査 結果の概要」図表3-2(2021年6月調査)/株式会社IBJ「成婚白書2024」(2024年成婚退会者15,374名・2025年4月公開)/株式会社IBJ「2025年IBJ成婚白書」(2026年4月公開)/株式会社パートナーエージェント 調査レポート(20〜50歳の独身男女200人)。いずれも2026年9月6日に閲覧して確認しました。



