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結婚と年収の現実【2026年】年収別の既婚率・相手に求める年収・相談所の条件・お金がなくても結婚できるか

結婚と年収の関係を公的データで解説する記事のアイキャッチ

「給料が上がらないと、結婚できないんでしょうか?」

婚活の相談でいちばん多いのが、この質問です。ネットには「男性は年収400万円が最低ライン」「500万円ないと選ばれない」といった数字があふれていますが、その根拠がどこにあるのかまで書いてある記事は多くありません。

そこで今回は、総務省「就業構造基本調査」を二次集計した年収別の有配偶率、内閣府の意識調査、国立社会保障・人口問題研究所「出生動向基本調査」の原資料を実際に取得して、結婚と年収の関係を数字だけで組み直しました。

結論だけ先に言うと、年収は確かに効きます。ただし「効き方」には天井があり、しかも年収より先に効いている要素があります。確認できなかった数値は、その旨を書いて載せていません。

📖 この記事でわかること

  • 男性の年収別・雇用形態別の有配偶率(2022年の実数値)
  • 「結婚相手に求める年収」と「未婚異性の実際の年収」のズレの大きさ
  • 結婚相手の条件8項目で、経済力は男女それぞれ何番目か
  • 「年収500万円の女性は結婚できない」がデータでどう見えるか
  • 結婚相談所の入会に年収の下限はあるのか(公式で確認できた範囲)
  • 結婚に必要な貯金を、式場の相場ではなく公的統計で考える方法

🔎 結論早見|数字で見た「結婚と年収」4つの事実

階段は300万円台から

30代前半男性 42.6%→55.7%

年収300万円台の有配偶率42.6%が、400万円台では55.7%。ここが最大の段差です。

天井もある

800万円台で65.7%

700万円台の77.2%より下がります。年収を積むほど上がり続ける関係ではありません。

需要と供給のズレ

求める70.4% / 実際21.7%

女性が相手に求める年収は400万円以上が70.4%。未婚男性の実際は21.7%です。

条件としての順位

経済力は女性で4番目

人柄・家事育児・仕事への理解が上位。経済力90.3%は8項目中4番目でした。

※有配偶率=労働政策研究・研修機構 資料シリーズNo.296(令和4年就業構造基本調査の二次集計)/求める年収=内閣府「令和5年度 年次経済財政報告」第2-2-8図/条件=第17回出生動向基本調査(2025年調査・図表3-3)。有配偶率と求める年収は2026年9月5日、条件は2026年10月5日に原資料を取得して確認。

ノートに家計と将来の計画を書き出している30代の男性
目次

結婚と年収|男性の有配偶率は年収で階段状に上がる(2022年の実数値)

統計資料のページをめくって数字を確認している手元

まず、意識調査ではなく「実際に結婚しているかどうか」の数字から見ます。総務省の就業構造基本調査を年収階級ごとに集計したデータがあり、そこには年収と有配偶率のはっきりした関係が出ています。

30代前半男性の有配偶率は全体で45.8%、年収300万円台から急に上がる

30〜34歳男性(在学者を除く)の有配偶率は全体で45.8%です。年収別に分けると、200万円台22.4%、250万円台27.3%と低い水準が続き、300万円台で42.6%、400万円台で55.7%へ跳ね上がります。

200万円台から400万円台までのあいだで33ポイント以上動いている計算です。ここが「年収が結婚に効く」と言われるときに、実際に起きている段差の正体です。

ただし800万円台では下がる|年収を積むほど上がる関係ではない

30〜34歳男性の有配偶率は600万円台71.4%、700万円台77.2%まで上がりますが、800万円台では65.7%、900万円以上でも70.9%と、700万円台を下回ります。

年収が高いほど有利、という単純な直線ではありません。高年収層ほど仕事の拘束時間が長かったり、相手に求める条件も上がったりすることが影響していると考えられますが、そこまでは統計からは読み取れないので推測として書いておきます。

35〜39歳になると全体が底上げされる|300万円台でも50.7%

35〜39歳男性の有配偶率は全体で58.0%。年収300万円台では50.7%、400万円台では62.8%、500万円台では74.9%です。同じ年収でも、30代前半より30代後半のほうが数字は高くなります。

つまり年収の階段は、年齢というもう一本の軸と重なって効いています。「今の年収で無理」ではなく「今の年収と年齢の組み合わせで、どのくらいの人が結婚しているか」で見たほうが正確です。

スクロールできます
個人年収男性30〜34歳男性35〜39歳女性30〜34歳女性35〜39歳
収入なし・50万円未満24.7%34.7%73.7%78.8%
50〜99万円11.6%31.0%78.1%87.9%
100〜149万円16.4%26.7%65.5%74.1%
150〜199万円14.3%24.2%41.8%54.6%
200〜249万円22.4%33.0%44.5%52.0%
250〜299万円27.3%40.1%45.2%51.1%
300〜399万円42.6%50.7%45.9%55.3%
400〜499万円55.7%62.8%53.7%58.4%
500〜599万円65.9%74.9%56.5%55.0%
600〜699万円71.4%79.1%59.6%59.8%
700〜799万円77.2%80.2%44.6%63.0%
800〜899万円65.7%82.2%40.4%59.8%
900万円以上70.9%86.4%65.8%63.4%
年齢計(全体)45.8%58.0%56.6%66.0%
ライ

男性の列だけ見ると、ほんまに階段みたいに上がっていくんやね。

ひすい

そうやねん。でも女性の列を見てみて。まったく違う形してるやろ?ここが今日いちばん大事なところやねん。

既婚男性の平均所得は未婚男性より約149万円高い(30代・2022年)

参議院の調査情報担当室が就業構造基本調査から試算した平均所得では、30代男性は未婚382.5万円に対して既婚531.3万円、40代男性は未婚395.7万円に対して既婚601.7万円でした(いずれも2022年)。

ただし既婚男性には家族手当が支給されている場合があり、「結婚したから所得が上がった」分も混ざります。差がそのまま結婚の条件を示すわけではない点は、資料自身も注意書きしています。

なお、この記事で扱う有配偶率は「結果として配偶者がいる人の割合」であり、生涯を通じて結婚しない人の割合とは別の指標です。50歳時点の未婚割合の推移は、別記事で整理しています。

📌 この章の出典

有配偶率=労働政策研究・研修機構「資料シリーズNo.296 若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状④―令和4年版『就業構造基本調査』より―」図表1-3-1(在学者を除く、2022年時点)。平均所得の試算=参議院事務局企画調整室「経済のプリズム」No.234(2024年3月7日)注16。いずれも2026年9月5日に原資料PDFを取得して数値を確認しました。

年収より先に効いている「雇用形態」|正社員と非正規で3倍以上の差

オフィスのデスクで働く30代から40代の会社員

同じ資料には、雇用形態別の有配偶率も載っています。実はこちらのほうが、年収階級よりも差がはっきり出ています。

30代前半男性は正社員53.7%に対し非典型雇用15.3%

30〜34歳男性の有配偶率は、正社員(役員含む)53.7%に対して、非典型雇用(パート・アルバイト・契約・派遣など)は15.3%です。3.5倍以上の開きがあります。

さらに非典型雇用のうちパート・アルバイトに絞ると7.2%、無業では7.6%まで下がります。年収の階段よりも、この段差のほうがずっと急です。

女性は逆の形になる|正社員より非典型雇用のほうが高い

30〜34歳女性では、正社員50.9%に対して非典型雇用57.1%、パート・アルバイトでは66.7%と、男性とは逆の並びになります。無業では71.0%です。

これは「非正規だから結婚できる」という話ではなく、結婚・出産を機に働き方を変えた人が非典型雇用や無業に入るためです。原因と結果が逆向きに並んでいる典型例なので、男性の数字と同じようには読めません。

この差は年齢が上がっても縮まらない

35〜39歳男性でも、正社員65.8%に対して非典型雇用20.0%、パート・アルバイト11.5%です。25〜29歳の時点でも正社員25.2%に対して非典型雇用7.4%と、どの年代でも同じ形が出ています。

報告書自身も、非典型雇用や無業の場合の有配偶率の低下は長期的な傾向だと書いています。年収の数字だけを見て一喜一憂するより、雇用の安定のほうが土台として重いということです。

雇用形態による差が特に大きく出たのが、就職氷河期世代です。この世代の未婚率と、結婚できた人の共通点は別の記事にまとめています。

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就業形態男性25〜29歳男性30〜34歳男性35〜39歳女性30〜34歳
正社員(役員含む)25.2%53.7%65.8%50.9%
非典型雇用7.4%15.3%20.0%57.1%
うちパート・アルバイト4.0%7.2%11.5%66.7%
自営26.7%42.7%61.7%49.9%
無業計4.0%7.6%10.9%71.0%
うち求職者6.4%11.4%16.6%55.4%
有業計22.8%49.1%61.5%53.2%

📌 この章の出典

労働政策研究・研修機構「資料シリーズNo.296」図表1-3-1(令和4年就業構造基本調査の二次集計・在学者を除く)。2026年9月5日に原資料PDFを取得して確認。「非典型雇用」の区分名は資料の表記に合わせています。

結婚相手の年収|「求める額」と「実際の額」は200万円ずれている

統計資料とグラフが並んだデスクの写真

次は意識のほうです。内閣府が、結婚相手に求める年収と、未婚の異性が実際に得ている年収を同じ物差しで並べた資料を公表しています。ここに婚活の苦しさの正体がかなり素直に出ています。

女性が求める年収は400〜499万円が最多27.4%、400万円以上で70.4%

未婚の20〜39歳女性が結婚相手に求める年収は、400〜499万円が27.4%で最多、次いで500〜599万円が21.5%です。400万円以上を合計すると70.4%になります。

一方、20〜39歳の有業かつ未婚の男性で、実際に年収400万円以上なのは合計21.7%。もっとも人数が多い層は200〜299万円(29.5%)です。求める側のピークと、実際のピークが、およそ200万円ずれています。

男性側はピークが一致している|求める額200〜299万円32.0%

同じ調査で、未婚男性が相手に求める年収は200〜299万円が32.0%で最多、300〜399万円が27.1%と続きます。未婚女性の実際の年収も200〜299万円が36.4%で最多です。

つまり男性側は、求める額と現実の分布のピークが重なっています。「相手の年収を巡るズレ」は男女で対称ではなく、女性側にだけ大きく出ているのが実態です。

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年収区分女性が求める額未婚男性の実際男性が求める額未婚女性の実際
〜99万円0.5%11.5%3.4%13.1%
100〜199万円1.3%13.9%13.2%23.0%
200〜299万円8.0%29.5%32.0%36.4%
300〜399万円19.7%23.3%27.1%16.7%
400〜499万円27.4%12.6%13.9%6.6%
500〜599万円21.5%5.1%5.5%2.6%
600〜799万円15.1%3.1%2.5%1.1%
800万円以上6.4%0.9%2.5%0.5%

ズレの正体は「自分より年収が高い相手」という条件

同じ報告書には、女性の年収が500万円を超えると、それより高い年収区分に属する男性の人数比が1倍を下回る、という分析も載っています(20代・30代とも、2022年時点の有業かつ未婚者が対象)。

「自分より稼ぐ相手」という条件を置いた瞬間に、母数そのものが自分の人数より少なくなるということです。年収の希望が高すぎるという話ではなく、算数として席が足りなくなる構造がある、という指摘です。

女性が求める

70.4%

400万円以上

未婚男性の実際

21.7%

400万円以上

ピークの差

約200万円

求める額と現実

こはく

これ、どっちが悪いって話にしたらあかんやつやね。数のほうが先に足りてへんのやから。

📌 この章の出典

内閣府「令和5年度 年次経済財政報告」第2-2-8図および第2-2-7図(2)。第2-2-8図の備考によると、求める年収は内閣府「少子化社会対策に関する意識調査」(2019年3月)、実際の年収は総務省「平成29年就業構造基本調査」(20〜39歳の有業かつ未婚者)です。数値は同図の公表CSVを2026年9月5日にダウンロードして確認しました。合計値(70.4%・21.7%)は公表値を当ブログで足し上げたものです。

結婚相手に求める条件のうち、経済力は何番目か?

ノートパソコンで統計データを確認する40代の男性

年収の話は目立ちますが、条件はそれだけではありません。国立社会保障・人口問題研究所は、8つの項目について「重視する/考慮する/あまり関係ない」を聞き続けています。

女性でも経済力は8項目中4番目|1位は人柄96.7%

2025年の第17回調査で、女性が相手に「重視する+考慮する」と答えた割合は、人柄96.7%、家事・育児の能力や姿勢95.0%、仕事への理解と協力91.4%、経済力90.3%、容姿82.4%、職業79.8%、共通の趣味70.0%、学歴52.4%でした。

経済力90.3%は確かに高い水準ですが、順位でいえば4番目。上位3つはお金以外の項目が占めています。しかも「重視する」に限ると経済力は39.0%で、人柄87.3%や家事・育児68.4%には遠く及びません。

男性が相手の経済力を見る割合は30年で26.7%→55.6%へ

男性側で伸びているのが経済力です。1992年の第10回調査では26.7%でしたが、2021年に48.2%、2025年には55.6%まで上がりました。共働き前提の意識が広がったことがはっきり数字に出ています。

ただし男性の「重視する」は6.9%にとどまります。相手の収入を絶対条件にしている男性は依然として少数派で、「見るけれど決め手にはしない」という位置づけです。

いちばん伸びたのは「家事・育児の能力や姿勢」を重視する女性

同じ30年で、相手の家事・育児の能力や姿勢を「重視する」と答えた女性は、1997年の43.6%から2025年の68.4%へ増えました。8項目のなかで最大の伸びです。

年収を上げるのは時間がかかりますが、家事分担の姿勢は今日から変えられます。婚活で年収を気にしている男性ほど、この数字を見たほうが打ち手が増えるはずです。

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条件(2025年)男性 重視+考慮女性 重視+考慮女性「重視する」
人柄94.8%96.7%87.3%
家事・育児の能力や姿勢88.6%95.0%68.4%
仕事への理解と協力86.5%91.4%53.9%
経済力55.6%90.3%39.0%
容姿84.4%82.4%24.6%
職業48.5%79.8%25.9%
共通の趣味75.5%70.0%24.1%
学歴28.2%52.4%11.7%
ライ

経済力が女性で90.3%って、やっぱり高いやん。これ見て落ち込む人おらん?

ひすい

そこは「重視する」の列を見てほしいねん。39.0%やろ。9割は”考慮はする”であって、”それがないと無理”とは言うてへんのよ。

経済力以外の7項目が具体的に何で、女性がどこを見ているのかは別記事で1項目ずつ分解しています。

📌 この章の出典

国立社会保障・人口問題研究所「第17回出生動向基本調査 結果の概要」図表3-3(2025年調査・2026年9月11日公表・対象は「いずれ結婚するつもり」と回答した18〜34歳の未婚者)。公表PDFを2026年10月5日に取得し、記載値を転記しました。1992年・1997年との比較も同資料の本文記述によります。

「年収500万円の女性は結婚できない」はデータでどう見えるか

カフェの窓際で穏やかに過ごす30代の女性

検索でよく見かける不安ですが、ここまでに出した3つのデータを並べると、かなりはっきりした答えが出ます。結論から書くと、少なくとも「稼ぐと結婚できない」という関係は数字に出ていません。

年収500万円台の女性の有配偶率は、300万円台より10ポイント高い

30〜34歳女性の有配偶率は、年収300万円台45.9%、400万円台53.7%、500万円台56.5%、600万円台59.6%です。年収が上がるほど下がる、という関係にはなっていません。

年齢計の56.6%と比べても、500万円台はほぼ同水準、600万円台はむしろ上回っています。「年収500万円の女性は結婚できない」を支持するデータは、この表からは出てきませんでした。

結婚相談所の成婚データでも、女性の年収帯による差はほとんどない

IBJが公表している成婚データでは、女性の年収帯別の成婚率はどの帯でもおおむね30%台後半から40%台前半に収まり、年収による大きな差は見られないとされています。

同社は成婚カップルの世帯年収1,000万円以上の割合が81.8%であることも公表しており、共働きで世帯年収を作る形が主流になっていることがうかがえます。相談所という限られた母集団の数字ではありますが、傾向としては公的データと同じ向きです。

難しくなるのは年収そのものではなく「自分より上」という条件

前章のとおり、女性の年収が500万円を超えると、それより高い年収区分に属する男性の人数比は1倍を下回ります。つまり相手を探しにくくしているのは自分の年収ではなく、「自分より年収が高いこと」を条件に加えた瞬間に起きる母数の減少です。

この条件を外すかどうかは価値観の問題で、他人が決めることではありません。ただ、外した場合と外さない場合で母数がどれだけ違うかは、事前に知っておく価値があります。

女性30代前半

56.5%

年収500万円台

女性30代前半

45.9%

年収300万円台

相談所の成婚世帯

81.8%

世帯年収1000万円以上

📌 この章の出典

女性の年収別有配偶率=労働政策研究・研修機構「資料シリーズNo.296」図表1-3-1。相談所の数値=IBJ結婚みらい研究所「成婚白書」(2026年5月7日公開/対象=IBJ結婚相談所ネットワークで活動し成婚した会員19,112名、対象期間2025年1月1日〜12月31日)。人数比の分析=内閣府「令和5年度 年次経済財政報告」第2-2-7図(2)。いずれも2026年9月5日に確認。なお年収帯ごとの成婚率の具体的な数値は同レポートでグラフのみの掲載で、数表が公表されていないため記載していません。

結婚相談所と年収|年収300万円だと入会できないのか?

40代男性が結婚相談所を検討している様子

「結婚相談所 年収」で調べる人の多くが気にしているのは、入会に年収の下限があるのかどうかです。公式サイトで確認できた範囲だけを書きます。

入会時に「収入証明」が必要な相談所はある

IBJの公式サイトには、加盟店の入会には独身証明書と収入証明が必要である旨が明記されています。プロフィールの内容が書類で裏づけられているのが相談所の仕組み、という説明です。

パートナーエージェントの公式サイトでは、入会には無料カウンセリングを受ける必要があること、入会後に独身証明書等の提出をお願いしていることが記載されています。書類の提出が前提である点は共通しています。

「年収◯◯万円以上」という下限は、公式ページでは確認できなかった

一方で、「男性は年収400万円以上」「年齢×100万円以上」といった具体的な下限は、2026年9月5日時点で両社の公式ページから確認できませんでした。第三者のまとめサイトには数字が並んでいますが、裏が取れないので当ブログでは書きません。

収入証明が必要であることと、年収の下限が決まっていることは別の話です。実際の入会可否は、相談所や加盟店ごとの規定によって変わります。気になる場合は無料カウンセリングで直接確認するのがいちばん確実です。

※2026年10月17日に追加で確認したところ、IBJの直営相談所「IBJメンバーズ」では男性の入会資格に年収の基準が明記されていました。詳しくは次の章で紹介します。

成婚のボリュームゾーンは500万〜600万円台|ただし800万円超で頭打ち

IBJが公表している成婚データによると、成婚した男性9,569名のうち最も多い年収帯は500万円台20.4%、次いで600万円台18.2%で、この2帯で全体の約4割を占めます。

成婚率は全体平均34.6%で、400万円台から500万円台に乗るタイミングで平均を上回り、700万円台で安定するものの、800万円を超えると43%〜46%で頭打ちになるとされています。前半で見た公的統計の「800万円台で下がる」形と、向きが一致しています。

僕は年収400万円・33歳で入会して、約1年で成婚しました

ここからは運営者の実体験です。僕がパートナーエージェントに入会したのは33歳のとき、年収は400万円で、正社員になれたばかりでした。人見知りで、婚活パーティーには一度も申し込まず、お見合い一択で進めています。

正直、断られた回数のほうが圧倒的に多かったです。それでも入会直後にプロのプロフィール写真を撮り、コンシェルジュと一緒に服と靴を買いに行き、言われたことを素直にやり続けた結果、約1年で今の妻と出会って成婚退会しました。年収400万円は、上の分布でいえばボリュームゾーンより下です。それでも結果は出ました。

ライ

年収400万で相談所って、門前払いされへんかったん?

ひすい

されへんかったよ。ただし「年収で判断する人には最初から選ばれへん」のは事実。そこを気にせんと動き続けられるかどうかが分かれ目やった。

📌 この章の出典

入会に必要な書類=IBJ公式サイト(ibjapan.com)およびパートナーエージェント公式サイト「サービスの流れ」(p-a.jp/service/flow/)を2026年9月5日に閲覧して確認。年収の下限に関する記載は同日時点で両公式サイト上に確認できなかったため、記載していません。成婚データ=IBJ結婚みらい研究所「成婚白書」(2026年4月30日公開/対象期間2025年1月1日〜12月31日)。体験談は運営者本人の実体験です。

結婚相談所の年収「足切り」|入会条件・収入証明・検索の仕組み

「結婚相談所 年収 足切り」で気にされているのは、入会の段階で落とされるのか、入会後に検索で外されるのか、の2つです。この2つは仕組みが別なので、分けて見ていきます。

入会条件に年収の基準を書いている相談所はある

前の章で「下限は確認できなかった」と書いたのは、IBJの加盟店全体とパートナーエージェントの話です。2026年10月17日にIBJの直営相談所「IBJメンバーズ」のよくある質問を確認したところ、男性の入会資格として年収の基準が明記されていました。

基準はエリアと年代で分かれていて、東京・横浜などのエリア①は20代400万円以上・30代500万円以上・40代600万円以上、名古屋・大阪・神戸・福岡のエリア②はそれぞれ100万円低い設定です。対象は昨年度1年間の収入で、女性には年収の基準がありません。

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男性の年代エリア①エリア②
20代400万円以上300万円以上
30代500万円以上400万円以上
40代600万円以上500万円以上
IBJメンバーズ公式「よくあるご質問」の男性の入会資格より(2026年10月17日確認)

表の補足

  • エリア①=東京・有楽町・銀座・新宿西口・横浜
  • エリア②=名古屋・大阪・神戸・福岡
  • 男性の年齢は25〜49歳、女性は20〜39歳が入会資格
  • 年収は昨年度1年間の収入が対象
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相談所年収の数字男性の収入証明
IBJメンバーズ基準あり提出あり
パートナーエージェント数字の記載なし規定の審査あり
メルティア数字の記載なし必須
各社公式サイトの記載より(2026年10月17日確認)

数字がなくても「安定した収入」は見られる

パートナーエージェントのQ&Aでは、入会資格を「20歳以上で結婚・内縁関係のない独身の方」としたうえで、男性は安定した収入がある方が対象で、入会時には規定の審査があると書かれています(2026年10月17日確認)。年収の金額は書かれていませんが、収入がまったく問われないわけではありません。

IBJ正規加盟のオンライン相談所メルティアは、提出書類に「収入証明書(男性は必須/女性は任意)」を挙げています。年収の下限の記載は見当たりませんでしたが、男性は入会時に収入の書類を必ず出すことになります。

入会後の「足切り」は検索条件で起きる

入会できたあとに効いてくるのは、相手側の検索条件です。IBJメンバーズは無料カウンセリングで「希望のお相手が何人活動しているか」が分かる会員検索体験ができると案内しており、条件を入れて相手を絞り込む使い方が前提になっています(2026年10月17日確認)。

裏返すと、相手が年収の下限を条件に入れていれば、その金額に届かない人は検索結果に表示されにくくなります。収入証明で数字が裏づけられているぶん、アプリのように自己申告でぼかすこともできません。相談所でいう「足切り」は、主にこの仕組みのことだと考えられます。

足切りに遭いやすい人と、効く対策

年収の条件で外れやすいのは、年収300万円台の男性や、エリア①のような都市部で年代の基準に届かない男性です。女性側が「自分より年収が高い人」を条件にしている場合は、女性の年収が高いほど対象の男性も減っていきます。

対策は3つです。1つ目は入会資格に年収の数字がない相談所を選ぶこと、2つ目は検索されるのを待たず、自分から申し込みとお見合いの数を増やすこと、3つ目はカウンセラーの紹介を使って「条件では外れるけれど会えば合う」相手に会うことです。運営者が相談所で結果を出せたのも、2つ目と3つ目の積み重ねでした。

ライ

年収で検索から外されるの、なんか切ないなあ。

ひすい

そうやね。せやから検索で見つけてもらうのを待つより、こっちから申し込む数と、担当さんの紹介を増やすほうが早いんよ。

📌 この章の出典

IBJメンバーズの入会資格・必要書類・会員検索体験=IBJメンバーズ公式「よくあるご質問」(https://www.loungemembers.com/faq)。パートナーエージェントの入会資格=公式Q&A(https://www.p-a.jp/visitor/questions/)。メルティアの提出書類=公式サイト(https://meltia.net/)。いずれも2026年10月17日に閲覧して確認しました。入会資格は変更されることがあるため、最新の条件は各社の無料カウンセリングで確認してください。

年収300万円台の男性は結婚相談所でどう戦うか

年収300万円台でも、入会資格に年収の数字がない相談所なら入会の道はあります。問題は入会後で、検索で選ばれにくいぶん、動き方で差をつける必要があります。

まずは「入れる相談所」と「費用」を確認する

年収300万円台の場合、最初に確認したいのは入会資格と、続けられる費用かどうかです。前の章で見たとおり、IBJメンバーズは都市部の30代男性に500万円以上の基準があり、300万円台では入会資格に届きません。

一方でパートナーエージェントやメルティアのように数字の基準を書いていない相談所もあります。ただし審査や収入証明はあるので、自分の条件で入会できるかは無料カウンセリングで確認するのが確実です。費用は活動期間ぶん毎月かかるため、月会費も含めて無理なく払えるかを先に計算しておきましょう。

僕は年収400万円で入会した|やったのは「選ばれる側」の準備

運営者は33歳、年収400万円、正社員になれたばかりのときにパートナーエージェントへ入会しました。年収300万円台ではありませんが、成婚した男性のボリュームゾーンである500万〜600万円台より下からのスタートです。

やったことは、プロにプロフィール写真を撮ってもらう、コンシェルジュと一緒に服を買いに行く(有料オプション)、毎月の面談でお見合いを断られた理由を言葉にしてもらう、の3つです。年収は変えられなくても、写真と服装と会話は変えられます。

相手の条件ではなく、自分の希望条件を絞る

活動の最初は、相手に求める条件をあれこれ指定していました。そこから3つに絞り、最後はほぼ「タバコを吸わない人」だけにしています。

お見合いは20回以上、プロフィール交換は100人近くで、仮交際は1〜2回で終わることが多かったです。それでも条件を絞ったことで会える人の数が増え、後半に真剣交際が3〜4件あり、その最後の1人と約1年で成婚しました。年収で選ばれにくい人ほど、自分の側の条件を絞って母数を増やすのが効きます。

「二人で稼ぐ」前提の相手と出会う

後の章「結婚生活に必要な年収の最低ライン」で見るとおり、今は夫婦ともに働いている世帯が、夫だけが働いている世帯の約3倍あります。年収300万円台の男性が一人で家計を支える前提に立つと苦しくても、二人で働く前提なら世帯の数字は大きく変わります。

相談所ではプロフィールや面談で、結婚後の働き方の希望を伝えられます。共働きを前提に考えている相手と出会えれば、年収の数字だけで判断されることは減っていきます。

パートナーエージェント|担当者と1対1で進めたい人に

タイプ専任コンシェルジュ付き
入会資格(男性)安定した収入
登録料+初期費用33,000円+66,000円
月会費14,300円
成婚料220,000円

料金はオンラインコースの税込額で、2026年10月17日に公式「コースと料金」で確認しました。コンシェルジュコースは初期費用132,000円・月会費18,700円です。運営者が年収400万円で入会し、約1年で成婚した相談所です。

毎月の面談で、お見合いを断られた理由を言葉にしてもらえたのが大きかったです。年収以外で何を直せばいいか分からない人ほど、この伴走が効きます。

✅ こんな人に向いています

  • 年収以外の部分を具体的に直したい人
  • 人見知りで1対1のお見合いが楽な人
  • 1〜2年で結婚を決めたい人

💗 パートナーエージェントの無料婚活体験を予約する →

※ 料金・入会条件・サービス内容は変更されることがあります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。

メルティア|費用を抑えてIBJの会員に会いたい人に

タイプオンライン特化
入会金29,800円
月会費5,500円
成婚料45,000円
男性の収入証明提出必須

料金は税込で、2026年10月17日に公式サイトで確認しました。IBJ正規加盟で、お見合い料・解約料・更新料・年会費はかからない料金体系です。

入会資格に年収の数字は書かれていませんが、男性は収入証明書の提出が必須です。運営者は利用していないため、体験ではなく公式の情報としてご紹介します。

✅ こんな人に向いています

  • 月々の費用を最小限に抑えたい人
  • 店舗に通わずアプリで活動したい人
  • 自分から申し込む数を増やしたい人

📱 メルティアの料金と入会の流れを見る →

※ 料金・入会条件・サービス内容は変更されることがあります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。

📌 この章の出典

パートナーエージェントの料金=公式「コースと料金」(https://www.p-a.jp/guide/course/)。メルティアの料金・提出書類=公式サイト(https://meltia.net/)。いずれも2026年10月17日に閲覧して確認しました。成婚男性の年収帯=前の章の出典(IBJ「成婚白書」)。体験談は運営者本人の実体験です。

お金がないと結婚できない?「結婚資金」を公的データで見る

テーブルで家計について話し合う30代のカップル

「結婚 貯金 いくら」で出てくる金額の多くは、結婚式の費用相場です。ここでは式場の相場ではなく、公的調査が実際に聞いている「結婚の障害」と、生活費そのものの数字で考えます。

1年以内に結婚するなら、最大の障害は「結婚資金」42.4%

第16回出生動向基本調査(2021年調査)で、1年以内に結婚するとしたら何が障害になるかを聞いた設問では、最大の障害として「結婚資金(挙式や新生活の準備のための費用)」を挙げた人が男性45.9%、女性39.2%、合計42.4%で最多でした。

2番目に多い「学校や学業上の問題」15.5%、3番目の「職業や仕事上の問題」11.6%を大きく引き離しています。お金の心配が最大の壁だという実感は、統計にもそのまま出ています。

ところが「独身でいる最大の理由」では結婚資金は5.1%にとどまる

同じ調査で、現在独身でいる最大の理由を聞くと、「結婚資金が足りないから」は男性6.5%、女性3.8%、合計5.1%です。最多は「適当な相手にまだめぐり会わないから」で合計24.5%でした。

つまりお金は「明日結婚するとしたら」の障害としては1位ですが、「今も独身である理由」としては上位ではありません。相手が決まってから効いてくるタイプの壁だ、と読むほうが実態に近そうです。

スクロールできます
項目男性女性合計
1年以内の結婚の最大の障害「結婚資金」45.9%39.2%42.4%
同「結婚生活のための住居」13.4%10.7%11.9%
同「学校や学業上の問題」14.6%16.4%15.5%
同「職業や仕事上の問題」10.9%12.2%11.6%
独身でいる最大の理由「結婚資金が足りない」6.5%3.8%5.1%
同「適当な相手にまだめぐり会わない」22.9%26.1%24.5%

生活費は「2人になれば2倍」ではない|家計調査で見る目安

総務省の家計調査(2025年平均)では、単身世帯の消費支出は1か月あたり173,042円、二人以上の世帯は314,001円でした。二人以上の世帯の平均世帯人員は2.87人です。

単純に2倍(346,084円)にはなっていません。住居費や光熱費、通信費のように、人数が増えてもそのままは増えない費目があるためです。ただしこの調査の単身世帯は平均年齢58.6歳、二人以上の世帯は世帯主の平均年齢60.7歳で、若い世帯だけを抜き出した数字ではありません。あくまで「規模の経済が働く」という方向を確認するための目安として見てください。

単身世帯の消費支出

173,042円

1か月・2025年平均

二人以上の世帯

314,001円

平均世帯人員2.87人

なお、この記事では結婚式の費用相場は扱いません。式を挙げるかどうか、規模をどうするかで金額が大きく変わるうえ、公的統計で裏が取れる数字ではないためです。家計や税金の個別の判断については、専門家や自治体の窓口で確認してください。

📌 この章の出典

結婚の障害・独身でいる理由=国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査 単純集計表」(2021年調査。1年以内の結婚の障害は最大の障害の集計、独身でいる理由は最大の理由の集計)。消費支出=総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2025年(令和7年)平均結果の概要」。出生動向基本調査は2026年9月5日、家計調査は2026年9月26日に原資料を取得して確認しました。

結婚生活に必要な年収の最低ライン|家計調査と国民生活基礎調査で考える

「結婚 年収 最低ライン」に公的な基準はありません。そこで、若い夫婦世帯が実際にいくら使い、いくら稼いでいるかを公的統計で並べて、目安を考えます。

世帯主40歳未満の勤労者世帯 消費支出

301,216円

1か月・2025年平均

同 可処分所得(手取り)

541,537円

1か月・2025年平均

世帯主29歳以下の世帯所得

364.3万円

1年・2024年の所得

世帯主30〜39歳の世帯所得

646.9万円

1年・2024年の所得

若い夫婦世帯の生活費は月30万円前後

家計調査(2025年平均)で、二人以上の世帯のうち勤労者世帯を世帯主の年齢別に見ると、40歳未満の世帯の消費支出は1か月301,216円でした。12か月分で約361万円です。

これは税金や社会保険料を引いたあとの手取りから払う金額です。額面の年収で考えるなら、これより高い収入が必要になります。ただし二人以上の世帯には子どものいる世帯も含まれるため、夫婦2人だけの生活ならこれより低くなる可能性があります。

世帯所得で見ると、29歳以下364.3万円・30代646.9万円

2025年国民生活基礎調査(2024年の所得)では、1世帯あたりの平均所得金額は全世帯で575.2万円、中央値は451万円でした。世帯主の年齢別では29歳以下が364.3万円、30〜39歳が646.9万円です。

この「世帯所得」は世帯全員の所得の合計です。30代の世帯が600万円台に乗るのは、夫婦二人で稼いでいる世帯が多いことも反映していると考えられます。男性一人で600万円台を稼がないと結婚できない、という意味ではありません。

二人で稼ぐ世帯は、夫だけが働く世帯の約3倍

労働力調査(詳細集計・2025年)によると、夫婦ともに就業者の世帯は1,587万世帯、夫が就業者で妻が非就業者の世帯は533万世帯です。共働きが約3倍と、すでに多数派になっています。

たとえば夫婦それぞれが年収300万円台でも、合わせれば600万円台です。最低ラインを「男性一人の年収」で考えるより、「二人の世帯でいくらになるか」で考えるほうが、今の実態に合っています。

スクロールできます
指標金額・数時点
消費支出(40歳未満)301,216円/月2025年
可処分所得(40歳未満)541,537円/月2025年
世帯所得 中央値451万円2024年
世帯所得(29歳以下)364.3万円2024年
世帯所得(30〜39歳)646.9万円2024年
共働き世帯1,587万世帯2025年
夫のみ就業の世帯533万世帯2025年
家計調査・国民生活基礎調査・労働力調査より当ブログ作成

表の補足

  • 消費支出・可処分所得は「二人以上の世帯のうち勤労者世帯」で世帯主が40歳未満の世帯の平均
  • 可処分所得は世帯全員の収入から税・社会保険料を引いた額。ボーナスなどもならして含む
  • 世帯所得は国民生活基礎調査の1世帯あたり平均所得金額(世帯主の年齢別)
  • 共働き世帯は夫・妻ともに就業者。妻の年齢を限定しない全体の数
こはく

一人で全部背負わなあかんと思ってたけど、二人で考えたらだいぶ気持ちが楽になるね。

📌 この章の出典

消費支出・可処分所得=総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2025年(令和7年)平均結果の概要」(https://www.stat.go.jp/data/kakei/2025np/pdf/summary.pdf)。世帯所得=厚生労働省「2025(令和7)年 国民生活基礎調査の概況」Ⅱ 各種世帯の所得等の状況(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa25/dl/03.pdf)。共働き世帯数=労働政策研究・研修機構「早わかり グラフでみる長期労働統計 専業主婦世帯と共働き世帯」掲載の総務省「労働力調査(詳細集計)2025年」(https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/qa/a07.html)。いずれも2026年10月17日に原資料を取得して確認しました。

年収より効く3つの要素|出会いの量・結婚意思・年齢

カフェで資料を見ながら考える40代の男性

ここまでの数字を並べると、年収は効くけれど万能ではない、という形が見えてきます。では年収以外に何が効くのか。公的データで確認できる3つを挙げます。

①出会いの量|独身でいる最大の理由の1位は「相手にめぐり会わない」

前章のとおり、独身でいる最大の理由の1位は「適当な相手にまだめぐり会わないから」24.5%で、「結婚資金が足りないから」5.1%の約5倍です。

年収を100万円上げるのには何年もかかりますが、出会いの母数を増やすのは今月からでもできます。順番でいえば、こちらが先です。

出会いの経路が昔と今でどう変わったかは、別記事でデータを並べて比較しています。

②結婚意思と行動|「いずれは」のまま動かないと年収は関係なくなる

条件を整えることに時間を使いすぎると、動き出す前に年齢だけが進みます。実際、収入への不安を理由に挙げる人は多い一方で、結婚を望んでいる人自体は多数派です。

「年収が◯◯万円になったら婚活を始める」という置き方は、その年収に到達するまで出会いの母数がゼロのままになる、という副作用を持ちます。

結婚意思そのものの内訳と、収入への不安がどの位置にあるかは、10万人規模の調査を読み解いた記事にまとめています。

③年齢|同じ年収でも30代後半のほうが有配偶率は高い

最初の表を縦ではなく横に見ると、同じ年収300万円台でも30〜34歳42.6%に対して35〜39歳50.7%、400万円台では55.7%と62.8%です。年齢が上がると全体が底上げされます。

ただしこれは「待てば結婚できる」という意味ではなく、その年齢に達するまでのあいだに結婚した人が積み上がった結果です。年齢は増やせても、若さは戻せません。

結婚の平均年齢と「適齢期」の実際の数字は、こちらで確認できます。

こはく

年収を上げるより、動く回数を増やすほうが早い、ってことやんな。

よくある質問

婚活のよくある質問

結婚できる年収の最低ラインはいくらですか?

公的な最低ラインという基準はありません。ただし2022年の就業構造基本調査を二次集計したデータでは、30〜34歳男性の有配偶率が年収250万円台27.3%から300万円台42.6%、400万円台55.7%へと大きく上がっており、300万円台から400万円台にかけて段差があります。

一方で800万円台は65.7%と700万円台の77.2%を下回るため、上げ続ければ有利になるという関係でもありません。ラインというより、300万円台から400万円台に乗るあたりで景色が変わる、と捉えるのが実態に近い読み方です。

女性が結婚相手に求める年収の平均はいくらですか?

平均額そのものを公表している公的統計は確認できなかったため、当ブログでは平均値を書いていません。分布であれば内閣府の資料にあり、未婚の20〜39歳女性が求める年収は400〜499万円が27.4%で最多、500〜599万円が21.5%、400万円以上の合計が70.4%です。

対して、20〜39歳の有業かつ未婚男性で年収400万円以上なのは21.7%です。求める分布と現実の分布は、ピークで約200万円ずれています。

年収300万円でも結婚相談所に入会できますか?

2026年9月5日時点で、IBJおよびパートナーエージェントの公式サイトに「年収◯◯万円以上」という下限の記載は確認できませんでした。確認できたのは、入会にあたって独身証明書や収入証明といった書類の提出が必要である点です。

入会の可否は相談所や加盟店ごとの規定によって変わるため、無料カウンセリングで直接確認するのが確実です。なお運営者は年収400万円・33歳で入会し、約1年で成婚しています。

なお2026年10月17日時点で、IBJの直営相談所「IBJメンバーズ」は男性の入会資格に年収の基準(エリア②の30代で400万円以上など)を設けています。相談所によって基準の有無が違う点に注意してください。

年収500万円や600万円の女性は結婚しにくいのですか?

データ上はそうなっていません。30〜34歳女性の有配偶率は年収300万円台45.9%、400万円台53.7%、500万円台56.5%、600万円台59.6%と、年収が上がるほど下がる形にはなっていません。

難しくなるのは「自分より年収が高い相手」を条件にした場合です。内閣府の分析では、女性の年収が500万円を超えると、それより高い年収区分の男性の人数比が1倍を下回るとされています。年収そのものではなく、条件の置き方が母数を減らしています。

結婚するまでに貯金はいくら必要ですか?

必要額を示した公的な基準はないため、金額の断定は避けます。参考になるのは、第16回出生動向基本調査(2021年調査)で1年以内に結婚するとした場合の最大の障害として「結婚資金(挙式や新生活の準備のための費用)」を挙げた人が42.4%と最多だったこと、そして「結婚生活のための住居」が11.9%だったことです。

生活費側の目安としては、家計調査(2025年平均)で単身世帯の消費支出が月173,042円、二人以上の世帯が月314,001円です。式の費用相場は条件によって大きく変わり公的統計で裏が取れないため、この記事では扱っていません。

まとめ:年収は「効く」けれど、最初に動かすべき数字ではない

婚活記事のまとめ

✅ まとめ:結婚と年収の現実

  • 30〜34歳男性の有配偶率は年収300万円台42.6%→400万円台55.7%と段差がある。ただし800万円台は65.7%で700万円台77.2%を下回り、天井がある
  • 年収より差が大きいのは雇用形態。30代前半男性は正社員53.7%に対し非典型雇用15.3%、パート・アルバイト7.2%
  • 女性が相手に求める年収は400万円以上が70.4%、未婚男性の実際は21.7%。ピークで約200万円のズレ
  • 結婚相手の条件8項目で、女性の経済力90.3%は4番目。上位は人柄96.7%・家事育児95.0%・仕事への理解91.4%
  • 女性は年収が上がっても有配偶率が下がっていない。母数を減らすのは「自分より年収が高い相手」という条件のほう
  • 1年以内に結婚する場合の最大の障害は結婚資金42.4%。ただし独身でいる最大の理由の1位は「相手にめぐり会わない」24.5%

年収は確かに効きます。この記事の数字は、それを否定するものではありません。

ただ、効き方には天井があり、雇用の安定や出会いの母数のほうが先に効いています。そして「独身でいる理由」の1位は、お金ではなく相手に出会えていないことでした。

給料が上がらないと結婚できないのか、という問いへの僕の答えは「上がったほうが有利なのは事実だけど、上がるのを待つ必要はない」です。年収400万円で動き出した人間が言うので、あまり説得力のある根拠ではないかもしれません。それでも、数字を見るかぎり待つ側に回る合理性は薄いと思っています。

この記事の数字が、自分の条件設定を見直す材料になれば幸いです。

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